フリマサイトでトーテムというところのロードバイクを購入しました!

↑オーバーホール後の画像です。
出品者は「痛んでて、ダメなところが多いので部品取りにして下さい」と記載しており、激安で購入させていただきましたm(_ _)m

フロントブレーキが左手になってます。
フロントのシフトワイヤーは受けに収まっておらずワイヤーがむき出しに…

リアのシフトワイヤーも受けのところでダメになってました!(このワイヤーの取り回しが今回の肝でした)


スチール素材のようです。
フレームはアルミ。
結構汚れていますが、大きなキズはありませんでした。


フロントディレーラーはシマノ。グレードは分かりません(^^;

チェーンリングはノーブランド。
52-42Tのスチール素材でクランクは170mmのアルミ素材。

プーリーが大きく「メガプーリー」と書かれてあります。

珍しいクロスレシオのものです。
ロードバイクらしいクロスレシオのモノが着いていますが、フロントギアを考えると低速ギアが足りない感じです(^^;

リアタイヤはパンクしてると思ったら、チューブが入っていませんでしたw
タイヤは使えそうです。
前輪は空気も入っていて、タイヤも使えそうでした!


前オーナーが変えたようです。

両方痛んでいるので要交換です。
右のブレーキはボルトの締め付けが弱くグラついていました。
バーテープの巻き方を見ると左側のバーテープはプロが巻いたもののようです。
バーテープはジャイアントのモノでした!
シフターは2×7のハンドルバーの根元に着いているタイプです。
ハンドルを切ると、ヘッドがヤバイくらいゴリゴリです(^^;
ステムやトップキャップをいじったのでしょうか?

ブレーキワイヤーに「シマノSLR」の文字が…
とりあえず、こんな感じのパーツ構成でした!
ルック車と言われる「トーテム」です。
仕様的には一昔前のロードっぽい構成です。
重量は10.4kgとこのクラスでは軽量です!
おそらく パーツの構成からみて、4~5万円位で購入されたのではないかなと思います!
2~3万円台のロードバイクでは付かないであろうパーツが結構付いてます!
前オーナーはネットで購入し、5年くらい前からは乗らずに室内保管されていたそうです!
整備の知識が無い人にとっては再起不能に見えるかも知れませんが、今回は簡易オーバーホールで仕立てて行きたいと思います(^.^)

ハブはクアンドゥー?と読むのでしょうか(?_?)
クイックのバネが2つとも左に付いてます。
クイックのバネの取り付け間違いは良くあることです(笑)

ブレーキを外してフォークを見てみると、加工がザックリしてますね~(^^;
剛性には影響無さそうなのでヨシとしましょう。

BBは問題なし。ヘッドは調整して滑らかさを取り戻しましたのでグリスは十分残ってそうです。
何台もレストアしているうちに予想が付くようになりました(^^;


塗装の割れているところは、ヤスリで面取りをして タッチアップしました。

鉄がむき出しのままだと腐食が進んでしまいますので、フレームには最低でもタッチアップはしておきたいところです。

軽く水拭きしてパーツクリーナーで油汚れを落としてから、取りきれないがんこな汚れは研磨剤で削り落としました!
今回は簡易オーバーホールなのでサクサク行きます(^^;

クランクをざっと洗浄して取り付けます。


スプロケも表面の汚れだけ洗浄。
ハブの当たりは悪くないので調整無しで行きます。


タイヤを外すとリムテープがこんな状態になってました(^^;



タイヤを装着して出来上がりです!

ホイールを着けて、ブレーキワイヤーを張ってバーテープを巻きました!
シフトワイヤーはアウターがダメなので使い回しの在庫のモノを使います!
たるみが大きいので短くしようと思ったのですが…

ハンドルを切るとアウターが受けから外れるほど引っ張られます(*_*)

ハンドルが真っ直ぐだと余り、左右に切ると全然足りないということです(´゚д゚`)
これではアウターが直ぐにダメになってしまうのもの頷けます。
原因はシフト側が下方向からワイヤーが出てヘッドチューブの受けは斜め上を向いていて、ワイヤーの遊びを作れない位置関係にあることです!
ここで一度作業を中断し、解決策を模索しました。

トップチューブのアウター受けは使わないで、フルアウターで引っ張っちゃおうと言うママチャリ的な解決策を思いつき、BB下のケーブルの取り回しをどうしょうかと思い覗いてみると…

写真は張り直した後のモノですが、ケーブルガイドの高さが左右で違うものが付いてます!
以前どなたかかのブログで、シフトワイヤーをダウンチューブ下でクロスさせるためにこのような高さの違うガイドを取り付けた記事を読んだことを思い出しました。
私もダウンチューブ下でワイヤーをクロスさせ、少しでもアウターワイヤーの遊びを確保しました。
この自転車は設計ミスなのか、デフォで組立ミスなのかは分かりません。

ヘッドチューブのアウター受けに入る部分になるべく無理が掛からないようにするためです。
その分シフターが少し使いにくくなってしまいますが、トラブルを起こすよりは良いということに…
結局、構造的に無理があるワイヤーの取り回しをしなくてはならないバイクと言うことになりますね~
シフターが違うものが付いていれば全く問題は出ないのでしょうが、コスト優先で作られているのでしょう(^^;

アウターが伸びた分、インナーワイヤーが足りなくなったのでリアに使っていたワイヤーをフロントに、リアは新品のモノを使いました!

ターニーやクラリスが出る前のものなのでしょうね。
Bテンションボルトは欲しいですね~(^^;

167cmの私にはポジションが全く合いません(笑)
トップチューブ長が水平で545mm位あるのと、サドルの位置とアナトミックのハンドルバーが水平気味に上を向いているせいでしょう。
ポジションの再調整です!

バーテープを外しブレーキブラケットを緩めて位置の修正を行い再度バーテープを巻き直しました。

サドルは薄く、上級者向けのものだっので、ゲル入りのお尻にやさしいモノを最も前寄りにセットしました(^^;

まだまだシフトの調整は詰めが必要ですが、一応出来上がりました(^.^)
乗った感じは結構良いですね~(^.^)
十分ロードバイクを味わえます!
ポジションが低いくタイヤも細いので、私のクロスバイクよりも全然速いです(^.^)
フレームやフォークの剛性は私には良く分かりませんが、全く不安は感じません!
軽いので加速も良いです。
衝撃もソフトです!
ゲル入りサドルとフレームが大きいお蔭でしょうね(^.^)
いやー、今回も四苦八苦ですね~(^^;
今回の交換パーツは…
バーテープ…700円
シフトワイヤー…70円
リアチューブ …パーツ購入時のおまけ品(中古)
合計770円でした!
このロードバイクが何年前のモノかは分かりませんが、今のトーテムはこれと比べると相当進化してますので、今のトーテムも良くないとは思っていません。
しかし、当時のトーテムはちょっとヤバいバイクだったな~ということは言えると思います(^^;
今回はこの辺で~
ではまた~(^.^)/~~~
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