おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回も視聴者様のご質問にお答えしていきたいと思います。
今回はミニベロの451化の際に起こったトラブル事例になります。
では行ってみましょう~
質問内容

動画、ブログ楽しく拝見しています。いつもありがとうございます。
昨年tern link b8という20インチ折り畳み自転車を購入し楽しんでおりましたが、今回ホイールを交換してみようと思い、ディスクブレーキ用の451ホイールF100,R135を購入しました。
ところがまったく入る気配がないので測ってみたらlink b8のフロントエンド幅が90mmという聞いたことがないフォークでした。
74mmじゃないから100mmと思い込んだ私も悪いのですが‥
ホイールもタイヤも購入してしまい無駄にするのももったいないので、この車種に使えるアルミフロントフォークなどご存知でしたら教えていただきたくお願い致します。また現在ハイテンフォークなのですが、自転車屋さんで無理やり拡げてもらえたりするものでしょうか?
写真が上下逆さになってしまいました。見づらくてすみません。
というご質問です。
画像が添付されていなかったので、確認も兼ねて一度ご返信してみました。
お問合せありがとうございます。
画像は見つかりませんでした。添付し忘れでしょうか?
フォークエンドが90㎜ですか~
私も聞いたことが無いですね~(^-^;
2022年モデルの紹介記事でF100mm .R135mm と書いている記事がありますね↓
2022 TERN LINK B8 TERN LINK シリーズ初のディスクモデル スポーツサイクルまったり選び2022 TERN LINK B8 TERN LINK シリーズ初のディスクモデルのページです。フォーク側もホイール側も間違いなく90㎜でしょうか?
ハイテンフォークなので広げることは出来ると思いますが、ディスクブレーキ車なのでキャリパーのセンターにローターが上手く入るか?が懸念点ですね~
というやり取りをさせていただきました。
このあと画像なども頂いたので、一度問題点を整理するためにTern Link B8のスペック等を確認して深ぼっていきましょう~
Tern Link B8のスペック

↑がTern Link B8になります。
やり取りの中でもありましたが、ブレーキはディスクブレーキになっています。
リアは8速のカセット式ですね~
フレームはアルミ、フォークはハイテンです。
Ternというと、フォークエンド(フロントハブ)が74㎜という独自規格を採用していることで有名です。

しかし74㎜というのはリムブレーキの場合であり、今回のようなディスクブレーキ車の場合はローターを取り付けるスペースが必要になるため、エンド幅やハブナット間が広くなっている可能性があります。
Link B8のフォークエンド幅を調べたところ、フロント100㎜・リア135㎜と記載されているサイトを見つけたので、返信メールにリンクを添付しました。
ただ、公式のスペック表にはエンド幅の記載が無いため、現車があるのであればご自身で計測すべきだったと思いますm(__)m
公式サイトはコチラ↓
販売ページはコチラ↓
フォークエンド90㎜ってあるの?

↑が後から頂いた画像です!
ホントに90㎜のようですね~💦
出来ればハブ側の画像も頂きたかったところですが・・・
「90㎜のディスクブレーキ用ハブ」が存在するか?ネット上で検索してみましたが、どこにもそのような情報はありませんでした💦
またまた、DAHONオリジナルの規格のようです(*´Д`)
これは厄介ですね~
フォークエンド幅修正は出来る?

一般的に鉄製フォーク(スチール・ハイテン・クロモリ素材など)ならエンド幅修正は可能です!
今回はハイテンフォークなのでエンド幅修正を行っているショップであれば、やってもらえる可能性はあるのですが・・・

メールにも記載した通り、今回はディスクブレーキ車なので懸念点があります。
ディスクブレーキの台座はフォークに溶接されているため、フォークエンドを拡張してしまうと台座の位置も変わってしまいます。

ディスクブレーキはキャリパーブレーキやVブレーキと異なり、パッド間の隙間が非常に狭く造られています。
台座の角度が変わることで、ローターがパッドの隙間に入らなくなってしまう可能性が出てきてしまいます。
特に今回はミニベロなので、フォークが短く角度が出やすい車体です。
一度、無理やり100㎜ホイールを突っ込んでみて、問題なさそうならエンド幅修正するのはアリだと思います。
専用工具が販売されているので、修正はご自身でも出来ます。
あくまでも自己責任でお願いしますm(__)m
修正工具はコチラ↓
中華カーボンフォークに交換

2度目のご質問をいただきました↓
早速ご返信いただきありがとうございます。
私もご紹介いただいた記事を読み、てっきり100mmだと思い込んで実測しなかったのがいけないのですが残念ながら90mmで(画像添付しなおしました、ノギスの当て方が逆でみずらく申し訳ありません。)実際に451化した方からは純正のハブを使って手組するしかない、とアドバイスをいただきました。
ちなみに知識がおぼつかないのですが、リンク先のようなものにフロントフォークを交換するというのは、私のような素人には相当注意点が多いのでしょうか?
そもそも、この先(※もう一枚写真添付してみます)どうすればフォークが外せるのかもわかりませんでした。教えていただけましたらありがたく存じます。お忙しいところ恐縮です。よろしくお願いいたします。
というご質問です。

まず中華カーボンフォークへの交換ですが、私はやめておいた方が良いと思います。
私自身、フォーク交換は何度も行っておりますが難易度は高めです!
特に中華カーボンフォークとなると、穴のピッチやコラム径やコラム長の精度が甘かったりした場合に加工が必要になったり、プレッシャーアンカーを広げすぎたり、ステムボルトを締めすぎたりしてコラムが割れてしまったりと、難易度が相当上がります!

今回のご質問者様は、この状態から「フォークの抜き方が分からない」という知識感です!
カスタムに精通している方ならまだしも、初心者の内に中華カーボンフォークに手を出すことはおすすめしませんね~(^-^;
ちなみにこの状態ならフォークは下から引き抜けます。
おそらくコンプレッションリングがキツク入っている状態なので抜けないのだと思われます。
抜き方はコチラの動画を参考にしてください↓
また、画像の状態までばらすと、戻す時にハンドルのガタツキが出ないように「ヘッド調整」が必要になりますのでお気を付けくださいm(__)m
参考動画はコチラ↓
手組ホイールの注意点

アドバイスをいただいたという「純正のハブを使っての手組ホイール」ですが、既にホイールを購入されているということなので、簡単に注意点をお伝えいたしておきますね~

画像で見たところ前後ホイールのスポーク数は28本のようですが、現車があるので必ずご自身でご確認ください。
なので、購入されたホイールのスポーク数が28Hのリムなら使用できると思います。

スポーク長はハブのフランジ径・フランジの幅・リムハイト・スポークの組み方など様々な要素で変わります。
コチラのサイトで計算できますよ↓

必要工具はコチラ↓
まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は調べたサイトで間違いが記載してあったので、ちょっとかわいそうな面はありますが、やはり実車があるのにご自身で計測しなかったのが一番の原因かな~と思われます(^-^;
リカバリーの難易度も高めではありますが、まずは無理やり100㎜ホイールを突っ込んでみて、ローターが干渉しなければフォークエンド拡張をするのが良いのかな~って思います。
いずれにしても、フォーク交換出来るレベルの知識は必要になりますので、まずはいろいろ調べて知識を付けて行ってくださいm(__)m
最終的に諦めて、「ホイールとタイヤはメルカリに出品する」っていうのもアリだと思いますよ~(笑)
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
コチラの記事もおすすめです↓



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