おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回も視聴者様のご質問にお答えしていきたいと思います!
今回は「適正身長」に関するご質問です。
初心者様に良くある疑問なので、一緒に勉強していきましょう~
では行ってみましょう~(^.^)/
質問内容

サイズ感についてアドバイスいただきたいです。
自分は身長179cmでジャイアントのフレーム500mm(適応身長170から185cm)がジャストサイズです。
こちらのビアンキの自転車は500mmで、適応身長が170cm前後と記載されているのですが、少し自分には小さいサイズになるのでしょうか?
ブランドによって、フレームサイズが同じでも、サイズ感が変わるのかよくわかってないです。
というご質問です!
同じフレームサイズなのに適正身長が違う自転車は非常に多いです。
メーカーによってという訳ではなく、自転車毎に違うと思った方が良いです!
では、なぜ同じフレームサイズなのに適正身長が違うのか?をご説明していきましょう~(^.^)/
今回の質問者様がご検討中のクロスバイクの記事はコチラ↓

フレームサイズとは?

↑は自転車のジオメトリー表です!
有名メーカー車のロードバイクやクロスバイクなどは、カタログページに記載されていることが多いです!
このジオメトリー表を見て、「このバイクはロングライド向きだな~」とか、「TT(タイムトライアル)向きだな~」など、自転車の向き不向きを判断しています。
本題の「フレームサイズ」ですが、ジオメトリー表のFS(BBシェルの中心~シートチューブの一番上)の長さを指します!
フレームサイズは「シートチューブ長」と同義です!
「シートチューブってナニ?」って方はコチラをご覧ください↓


今回のご質問者様はGIANTの500㎜サイズの自転車をお使いのようです!
なので今回ご質問いただいた「US MILANO VIA BRERA」というビアンキのクロスバイクとシートチューブ長は同じなのですが、それ以外のチューブの長さは自転車によって大きく異なります。
そして、スポーツ自転車を乗る上で大切なのは、サドルからシフターやブレーキレバーまでの距離です!

サドルはシートポストの長さが十分にあればいくらでも高く出来ますが、シフターやブレーキレバーが遠すぎると態勢がキツかったり、逆に近すぎると窮屈に感じたりします!
また、ハンドルバーの高さも重要で、低すぎると前下がりがキツく感じたり、高すぎると空気抵抗をモロに受けスポーツバイクの良さを感じられなくなります。
トップチューブ長を見よう

どこまで乗車姿勢にこだわるか?は人それぞれですが、スポーツ自転車のサイズを選ぶ上で重要なのは「トップチューブ長」です!

[A」の長さですね~

↑はGIANTのCONTENDというロードバイクのジオメトリー表です!
シートチューブ長(C)500㎜はMサイズになります。
ご質問者様はMサイズが丁度よいということなので、ロードバイクの場合トップチューブ長は545㎜が適正ということです。
ステム長とリーチ

トップチューブ長がわかったら、次はステム長とドロップハンドルのリーチも確認する必要があります!
ロードバイクの場合、ドロップハンドルの先端に付けたSTIレバーのブラケットを握って乗る姿勢が基本ポジションだからです!

↑もう一度ジオメトリー表を見てみましょう~
Mサイズのステム長(O)は100㎜です!
そしてドロップハンドルのリーチとは「ハンドルの突き出し量」のことです。

↑のように、ドロハンのパイプの中心から突き出したパイプの中心点で計ります。
最近のドロハンは90㎜前後のモノが多いです。
もしロードバイク乗っていて、STIレバーまでの距離が近すぎたり、遠すぎると感じているならステム長とドロップハンドルのリーチを変えることで調整出来ますよ~(^.^)
フラットハンドルの場合

今回のご質問者様が検討されているのはクロスバイク(フラットハンドル)です!
リーチやSTIレバーの突き出しが無い分、トップチューブ長やステム長はロードバイクに比べ長くないとサドルからシフターやブレーキレバーの距離が近くなってしまいます。

そのため、クロスバイクのトップチューブはロードバイクに比べ長めに設計されています。
ということは・・・
ロードバイクの「トップチューブ長+ステム長+リーチ」=クロスバイクの「トップチューブ長+ステム長」なのか?というとそうでもないんです💦

ドロハンのハンドル幅は400㎜前後ですが・・・

フラットハンドルの幅は550mm前後です!
形状が違うので一概に比較できませんが、クロスバイクの方が腕が広がります。
その分を差し引く必要があります。
なので、乗る前から厳密に自分にピッタリのサイズを見極めることは不可能です(^-^;
シートポストやサドルでも変わる

↑の画像のシートポストはサドルを固定するヤグラが約30㎜くらい後方になっています。
どのくらい後方で固定しているか?を「オフセット○㎜」と表現します。

↑のシートポストはオフセット量がかなり少ないです。
シートポストのオフセット量がサドルからシフターやブレーキレバーまでの距離に影響します!
また、サドルレールのどこでヤグラに固定させるか?でも数センチ変わります。
最近のはやりはオフセットの少ないシートポストです!
乗車姿勢を変えたいと思っている方は、シートポスト交換も有効ですよ~(^.^)
まとめ

いかがだったでしょうか?
フレームの適正身長はシートチューブ長だけでなく、トップチューブ長も非常に重要です!
ジオメトリーは自転車によって異なるため、同じフレームサイズでも適正身長が変わります。
ただステムやハンドルやシートポストで多少調整が出来るので、競技志向でない方はあまりシビアに考える必要は無いと思います!
2サイズも違うと調整不可の場合もありますが、メーカー公表の適正身長から外れていても「自分に合う」サイズの場合も多々あります。

最後に今回ご検討の自転車は、クロスバイクの中でもシティーサイクル的な要素の強い自転車です!
179㎝だと確かに適正身長からギリギリはみ出ている感じですが、街乗り用なら問題無くお使いいただけると思います。
少しハンドルを前に出したいなら、ステム交換などでカスタムしてみると良いと思いますよ~
珍しいOSサイズのスレッドステムのため、ステムアダプターにアヘッドステム化が良さそうです(^-^;
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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