おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回は最近何度かご質問いただいた「スキュワーナット」をご説明させていただきます!
使い方によってはかなりの便利アイテムです。
構造やメリットを理解して、導入をご検討ください。
では行ってみましょう~(^.^)/
クイックリリースとの違い
ではクイックリリースとの違いをご説明します!
↑が画像の上が「スキュワーナット」で下が「クイックリリース」になります。
クイックリリースは片方側にレバーが付いていますが、
スキュワーナットにはレバーがありません。
その代わり、5㎜の六角レンチを差し込むボルト(モノによっては特殊ボルト)になっています!
反対側はどちらも受け(ナット)になっています!
↑のように、クイックリリースはホイールを取り付けるときにレバーを起して取り付けます!
一般的な自転車には使われていない構造のため、間違った使い方をしている方をたまに見かけます。
過去に「クイックリリースの使い方」という動画をユーチューブにアップしておりますので、興味のある方は観てください↓
動画をご覧頂い方は構造を理解していたけたと思いますが、初心者の方には直感的には理解しにくい構造となっています。
そこが「クイックリリース」のデメリットなんですね~
工具を使わずにホイールの脱着が出来るメリットはありますが、デメリットも「工具を使わずにホイールが外せてしまう」ということなんです。
高価なホイールほど盗難リスクがあり、このデメリットは大きくなります!
スキュワーナットとクイックリリースの互換性
よく質問いただくのですが、「クイックリリースをスキュワーナットに」交換することは可能です!
もちろん逆の「スキュワーナットをクイックリリースに」交換することも可能です。
この後、メリットデメリットをご紹介します。
使い方に合わせてお選びくださいね~(^.^)
スキュワーナットの構造・取付方
スキュワーナットはホイールを取り付けるときに工具が必要になります!
一般的なスキュワーナットは5㎜の六角レンチでボルト側を締め込んでいきます!
簡単に取り付け方をご説明しましょう~
分かりやすくフロントフォークにホイールを乗せた状態からスタートです!
ホイールは中空シャフトタイプでないとダメですよ~w
ナットをシャフトから外しました!
タケノコバネの向きにご注意ください。
広がっている方がナット側ですよ~
タケノコバネを無くしてしまった方はコチラ↓
中空シャフトにスキュワーナットを差し込みました!
タケノコバネが付いているので奥まで入りません。
指で押して右側からシャフトが出てくるようにします!
右側にタケノコバネ・ナットの順番で取り付けます!
この時もタケノコバネの向きにご注意くださいm(__)m
ナット側を抑えながらボルトを時計回しに回しねじ込んでいきます!
このスキュワーナットは5Nmのトルクで締めるタイプです。
適正トルクで締めれば出来上がりです(^.^)
レバーが無いので見た目スッキリですね~
ホイールを外す時は少し緩めれば、タケノコバネが左右のナットを広げてくれます。
ナットを全て外さなくてもホイールを外すことが出来ます!
スキュワーナットのメリット
クイックリリーに慣れている方にとって、スキュワーナットは工具を使うので「手間」と思う方もいらっしゃると思いますが、実はメリットもあります。
いくつかご紹介しましょう~
安全性が高い
クイックリリースに比べてツルッとした形状なので、障害物に引っ掛ける可能性が低いです!
不意に外れる可能性が低く、より安全と言えるでしょう~
盗難防止
特殊工具でないと回せないスキュワーナットもあります!
ホイールの脱着が簡単に出来ないスキュワーナットは、ホイールの盗難防止になります。
高額ホイールを使っている方は検討の余地ありですよ~
高い剛性
クイックリリースよりも固定力をしっかり確保でき、高い剛性を得られます。
ディスクブレーキ+クイックリリースの組わせの自転車にお乗りの方は、スキュワーナットに交換して、固定力アップしても良いかもしれませんね~
場所を取らない
↑の画像のように右側にリアディレイラー、左側にディスクブレーキがあるような自転車では、クイックリリースのレバーの居場所に困ることがあります。
またリアエンドに多いのですが、形状的にクイックリリースのレバーを倒す時にフレームに干渉してしまい、目一杯倒せないことがあります!
スキュワーナットならレバーが無いので場所を取りません!
このメリットも大きいですよ~(^.^)
デメリット
ではデメリットを見ていきましょう~
ホイールの着脱に工具が必要
デメリットはたった1つ、ホイールの着脱に工具が必要になります!
出先でホイールを外したいのにレンチを忘れてしまった場合はアウトです。
レンチはサドルバッグなどに入れて常に携行しましょう~
まとめ
いかがだったでしょうか?
クイックリリースのデメリットは結構出てくるのですが、スキュワーナットはデメリットが少なくメリットが多いです。
ホイールの脱着をほとんどしない方や野外駐輪の方にはスキュワーナットの方が向いているかもしれません。
盗難・いたずら防止にも役立ちますので、検討してみてはいかがでしょうか?
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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