おはようございます。古賀修三です!
最近2025モデルのGIOS ミストラルとコーダーブルーム RAILの解説記事を書かせていただいたのですが、エントリークロスバイクの王道とも呼べる「GIANT ESCAPE R3」の2025年モデルはどうなってるのか?が気になりチェックしてみました!
すると、外観やスペックを見てもかなり販売が厳しそう💦というのが第一印象です(^-^;
もう以前の王様的存在では無くなってしまった感じです!
では最新のエスケープR3の詳細と、大企業に対しておこがましいですが私なりのR3復活の活路考えたのでお伝えしていきたい思います。
では行ってみましょう~
★先日書いたGIOS MISTRALの記事はコチラ↓
★先日書いたコーダーブルーム RAILの記事はコチラ↓
外観
↑が2025年モデルのGIANT ESCAPE R3になります!
フレームはアルミ、フォークはスチール製です。
2024年モデルで大改悪があったのですが、2025年モデルも変わらず変更なしのようです💦
2024モデルと2023モデルの比較記事はコチラ↓
↑が2024年モデルです!
何度見比べてみても、外観からは全く違いが見当たりませんね~(^-^;
コレと言って特徴の無い、シンプルなデザインですm(__)m
スペック
ではスペック表を見ていきましょう~
- フレームALUXX-Grade Aluminum OLD130mm (RE5XE)
※カッコ内はリアエンド型番 - フロントフォーク Steel
- BBセット VP BC73 124.5-68mm
- ギアクランク PROWHEEL TY-CQ99 28/38/48T/CG 160mm(XXS)、165mm(XS)、170mm(S、M)
- チェーン KMC Z8.3
- F.ディレーラー SHIMANO TY601 31.8
- R.ディレーラー SHIMANO ALTUS
- シフター SHIMANO EF500 8S
- ブレーキセット TEKTRO TK837AL
- ブレーキレバーSHIMANO EF500
- ギア SHIMANO HG41 8S 11-32T
- ヘッドセット FEIMING
- アヘッドハンドルバー Aluminum 25.4 520mm(XXS)、540mm(XS、S、M)
- ハンドルステム Aluminum 25.4 60mm(XXS)、90mm(XS、S)、105mm(M)
- サドル GIANT SPORT
- シートポスト Aluminum 27.2x300mm
- シートクランプ Aluminum 31.8 QR
- ペダル Plastic CAGE
- ホイールセット Aluminum
- WheelSet F:24H R:28HリムGX22(JIS)700C 14GX24H/28H F/VスポークStainless 14G
- タイヤ KENDA KWEST 700x32C
- チューブ バルブ仏式バルブ
- 付属品 ベル
となります。
う~ん、やはり変更なしのような気がします。
一部カラーの入れ替えがあったくらいのようですね~
ちなみに↑のエスケープR4(マイクロシフトコンポモデル)は2024モデルで終了したようです。
ということで、フレームもコンポも特に特徴無しのクロスバイクになってしまった「エスケープR3」です(^-^;
価格は3,300円アップの税込69,300円です!
同価格帯のGIOS MISTRALやコーダーブルームのRAILと比較すると、良いところが見当たりません💦
他社優位性の無い商品を販売するのは本当に大変です!
販売店でも苦戦しているのではないでしょうか?
ESCAPE R3が再びトップを取るために・・・
エスケープR3の過去の特徴
数十年にかけてエスケープR3がクロスバイクのTOPに君臨した理由は、低価格でハイスペックだったからだと思います。
正直アメリカやヨーロッパのメーカーに比べ、ブランド力は劣っていたもののコスパで優っていたから選ばれていたのだと思います。
それが価格も安くない、フレームやコンポも普通ではかなり厳しいです(^-^;
ここからは生意気ではありますが、私なりのご提案をしていきたいと思います!
コンポをマイクロシフト化
2024年モデルに有ったエスケープR4はR3に比べ6,600円安く販売されていました!
2025年モデルで消滅していることを考えると、おそらくR3よりも売れなかったのだと思われます。
ただマイクロシフトコンポでも、シマノ製のシフター・スプロケ・ディレイラーのR3と性能差はほとんど無いと思います。
おそらくですが、ゴルディロックス効果(人は真ん中のグレードを選ぶ心理)や名前を「R4」というR3の下位グレードにしてしまったことが原因だと思われます。
私はマイクロシフトのSTIレバーはあまりいい印象はありませんが、フラットバーのシフターはシマノ製に劣っている印象はありません。
結構いい感じに変速してくれます(^.^)
マイクロシフトは台湾の自転車コンポメーカーです!
GIANTもご存じの通り台湾の自転車メーカーです。
世界NO1の半導体メーカーである台湾のTSMCが熊本に工場を移転させたことで、台湾の技術力の高さが日本でも更に広まった感じがあります。
GIANTも廉価クロスバイクのR3くらいは、自国ブランドのマイクロシフトコンポ1本で勝負しても良いと思いますよ~(^.^)
覚えている方も多いと思いますが、2010年代前半まではR3はSRAMコンポを採用していました!
なのでシマノコンポを使わなくてもシェアを奪ってきたということです。
思い切って「マイクロシフト化」して低価格にする作戦はアリだと思いますよ~(^.^)
フロントダブル化
R3のクランク・チェーンリングはプロホイール製(台湾メーカー)の48‐38‐28Tのトリプルクランクが付いています!
見た目も重量も重く、フロントディレイラーの調整がやり難いのがユーザーの不満です!
私はコレを何とかしたいと思っています(^-^;
現在、クロスバイク用のダブルクランク(46‐30T)がシマノから販売されていますが、ユーザーが求めているのはコレじゃないです(^-^;
コレだとギア比が高くなりすぎます!
↑はシマノが街乗り用コンポとして昨年販売を開始したCUESというコンポのクランクセットです!
ダブルギアで歯数は40-26Tと36‐22Tなります。
私は街乗り用で使われることの多いクロスバイクには、このくらいのギア比が丁度よいように思います。
もちろんシマノもそう思ってこの歯数にしているのだと思います。
しかしCUESはコンポの価格が既存グレードのコンポよりも割高・他コンポと互換無し、という理由もあって、エントリーモデルのクロスバイクに使われることはありません。
↑は2023年モデルのR3に付いていたプロホイール製のクランクです。
歯数は48‐38‐28Tで現行と同じトリプルクランクですが、チェーンリングの脱着が可能なタイプです。
このクランクのアウター48Tを外した38‐28Tならコストを掛けずに作れると思います。
もしくは、現行のリベット止めされたクランクのアウターだけを外したクランクでもOKです。
太めの700×32C以上のタイヤなら38‐28Tで十分です。
ディレイラーの調整もダブルの方が楽に行えます。
クロスバイクのパイオニアメーカーとして、他メーカーが行っていない挑戦をするのも良いと思いますよ~
ネット通販
R3に限らずGIANTはネット通販をしておりません。
理由は・・・
安全性の確保
GIANTは、自転車を単なる商品ではなく乗り物として捉えています。特にスポーツ自転車は、工場から送られてくる車体とパーツを販売店が組み立て、安全に乗れるよう整備してからお客様に渡しています1。通信販売の場合、以下の問題が生じる可能性があります:
- 不完全な状態で顧客に届く
- 組立知識が必要な状態で届く
- メーカーの目が届かないところで組立や整備が行われる
これらの問題により、組立不備や整備不足が原因で重大な事故が起きる可能性があります。
対面販売の重視
GIANTは対面販売を非常に重視しています。その理由は:
- お客様の表情を見ながらリアルな声を聴くことができる
- 顧客のニーズや悩みをより深く理解できる
- より適切な自転車選びのアドバイスができる
通信販売では、このような深いコミュニケーションを取ることが難しくなります。
GIANTの言い分は理解できますが、今の時代でネットを使わないのは大きな損失です!
現に多くの他メーカーは通販を行っていますし、CANYON(キャニオン)のように通販のみで販売しているロードバイクメーカーが人気だったりします!
完成車配送にすればお客さんが組み立てるリスクは軽減できるし、店舗受け取りのみの通販だけに限定しても販売台数は伸びると思います。
私のようなブロガーがおすすめ記事を書きやすくもなります。(アフィリエイトを利用出来るようになるため)
「通販をしていないからGIANTを選んでる」というユーザーはほとんどいないと思います。
ここは早く解禁するべきだと思いますm(__)m
まとめ
いかがだったでしょうか?
日本メーカーではありませんが、同じアジアのメーカーとしてGIANTには頑張ってもらいたいと思っています!
しかし現行のR3には正直あまり魅力を感じません(^-^;
来年以降のモデルに期待したいと思います。
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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