おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回はYoutube視聴者様からご依頼いただいた、クロスバイクのドロハン化の整備内容をご紹介いたします!
必要パーツや工具などもご紹介していきますので、クロスバイクのドロハン化に興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
では行ってみましょう~(^.^)/
現在の状態
全体像・Vブレーキ
↑が今回ドロハン化するBianchi Csport 1になります!
サドルバッグやリアキャリアなどが付いていますね~
キャンプなどに使われているようです。
アクティブな方ですね~
Vブレーキ車をドロハン化するのに大切なのは、Vブレーキのアーム長です!
見た感じ結構短めのようです。
スペック表を確認すると「Tektro RX1 Mini V-Brake」と記載されています。
デフォルトでミニVが付いているので、ブレーキはこのまま使えそうですね~
一般的なアーム長(100~107㎜くらい)のVブレーキが付いている場合は、ミニVに交換しないとSTIのブレーキレバーでは、ハンドルバーに付くくらいまでレバーを引いても制動力が弱くなってしまいます。
ドロハン化&STI化ではミニVに交換することをおすすめいたしますm(__)m
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ちなみにタイヤをグラベルキング(35C)に交換したら、「転がりがメチャクチャ良くなった」とのことです。
C sport乗りの方におすすめです↓
ハンドル周り
ハンドル周りはこんな感じです↑
いろいろとアクセサリーが付いていますが、確認する箇所はステムです!
ハンドルクランプ径は31.8㎜、突き出し量は100㎜くらいに見えます。
このままドロハン化してしまうと、ドロハンのリーチ分握りの位置が前になり前傾がきつくなってしまいます。
トップチューブが長めのクロスバイクの場合、ステムを2~30㎜短めのモノに交換すると良いでしょう~
フロントギア周り
フロントディレイラーはトリプル用のターニー( FD-TY600-L3)です!
トリプル用ですが、トップ調整ボルトとロー調整ボルトを調整すればダブルでも使用可能です!
ただし、STIを現行クラリス(ST-R2000)に交換する場合はテコ比が違うため使用不可となります。
今回はSENSAH REFLEXを使用するため、フロントディレイラーは交換無しで行けます!
クランクチェーンリングはシマノのFC-TY301(42-34-24T)です。
「安く済ませたい」「ギア比を変えたくない」という場合は交換無しで2枚だけ使うダブル化も可能ですが、今回はダブルクランク化をご希望だったので、一般的なFC-TY501-2(46‐30T)に交換予定です↓
リア周り
リアディレイラーにはシマノ アルタスが付いています!
コレはSTIがR2000でもSENSAHでも互換があります。
もちろんこのまま使います。
では仕様が決まったところで、早速整備開始と行きましょう~(^.^)/
整備内容
ハンドル周り
ステムから先を外しました!
ステムを70㎜のモノに交換し、ハンドルバーは主様のご希望でフレアハンドルを取り付けました!
グラベルロードっぽくなって良い感じです(^.^)
交換には六角レンチセットが必要になります↓
ブレーキ
Vブレーキはデフォルトで85㎜のミニVが付いているので交換無しです!
しかしドロップハンドルの方がフラットバーよりも長いワイヤーが必要となります。
インナーワイヤーはタイコの形状も異なるため交換が必要になります。
アウターワイヤーは今回再利用します!
STI+Vブレーキの場合、ブレーキシューのクリアランス調整をするアジャスターが無くなってしまうため、既存のアウターワイヤーの端にケーブルアジャスターを挟み、足りない分の数センチを追加してリードパイプに繋ぎました。
コレで最低限のアウターワイヤーを追加するだけで済みます。
ワイヤーをカットするときは、ワイヤーカッターを用意しましょう↓
リアも既存のアウターワイヤーを利用し、ケーブルアジャスターで追加分の数センチのアウターワイヤーをジョイントさせました!
実はCスポーツはフレーム内装のワイヤーなのですが、ブレーキもシフトワイヤーもフレームの中にもアウターワイヤーが使われている、いわゆるフルアウター仕様です。
全てのアウターワイヤーを交換しようとなると、一般的なバイクの2.5倍くらいのアウターワイヤーが必要になってしまいます(^-^;
コストも掛かるし、エコでは無いのでこの方法を取りました。
シフトワイヤー
フロントディレイラーに繋がるシフトアウターワイヤーはこの位置でジョイントさせました!
コチラは数センチ追加だと、バーテープの中かフロントディレイラーの繋がる手間(急カーブする位置)でジョイントさせることになってしまうので、ワイヤーが直線的になる位置を選んで取り付ける必要があります。
リアディレイラーに繋がるワイヤーは、BBシェル後方のこの位置でジョイントさせました!
リアディレイラー本体にケーブルアジャスト機能が付いているので、本来はアジャスターを付ける必要はありません。
ジョイントするだけの目的で付けております。
クランク交換
クランクをFC-TY501(46‐30T)に交換しました!
アウターギアが42Tから46Tに4T大きくなりました。
この際に気を付けなくてはならないのが、「チェーンが足りなくなる可能性がある」ということです。
幸い今回はアウター×ロー(チェーンが最もギアに掛かる組み合わせ)にも変速出来ました。
もし、アウター×ローに入らない場合はチェーンを交換する必要があります。
チェーン交換にはチェーンカッターが必要になります↓
交換作業のやり方(動画案内)
ということで完成したのですが、各作業のやり方が分からない方は動画が分かりやすいと思います。
参考になりそうな動画をいくつかご紹介しますね~↓
まとめ
いかがだったでしょうか?
良い感じに仕上がったと思います(^.^)
フレアハンドルとSENSAHのSTIの相性も悪くありません。
変速もブレーキの引き量も問題なしですね~
見た目や操作性もリフレッシュして、サイクリングが一段と楽しくなること間違いなしですw
みなさんも挑戦してみてはいかがでしょうか?
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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