【ロードバイク】タイヤを太くしたい!何Cまで履けますか?(キャリパーブレーキ・タイヤ交換・乗り心地向上)

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おはようございます。古賀修三です(^^)

今回はよくいただく「このロードバイクは何Cまで太くできますか?」や「28Cは履けますか?」というご質問にお答えをしていきたいと思います。

では行ってみましょう~(^^)/

 

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結論:分からない!

「何Cまで履けますか?」とか「28Cは履けますか?」というご質問は、キャリパーブレーキ車に多いご質問です!

なので、今回はキャリパーブレーキ車という前提でお話しさせていただきます。

答えは「やってみないとわからない」となります<m(__)m>

 

↑は今、中古車として販売中のFELT Z85というロードバイクです。

買取したロードバイクで、現在は700×23Cが付いています。

実車が手元にありますが、問い合わせで「このロードバイクは28Cが履けますか?」と聞かれても「何とも言えない(わからない)」と答えると思います。

では、その理由を解説したいと思います。

 

 

タイヤとフレームが干渉する箇所 

タイヤを太くした場合、干渉リスクある場所は4か所です!

 

フロントフォーク 

↑1つ目はフロントフォークです。

フォークのアーチ部分の上方向と横方向のクリアランスが狭いんですよね~ 

計測するのが難しい場所なのですが、左右のクリアランスは6㎜位、上方向は10㎜くらいでした。

太いタイヤを買ってみて、0.1㎜でもクリアランスがあれば「履ける」という結論になり、0.1㎜でも干渉すればそのタイヤを無駄にしてしまうため、非常にセンシティブな質問であることをご理解いただきたいですね~(^-^;

 

リアブレーキ

↑はリアブレーキ周りのクリアランスです。

上方向のタイヤとのクリアランスは、ブレーキ取り付けステーよりもブレーキアーチの方が近いです。

上方向のクリアランスは12㎜くらいありました。

横方向はシートステーとのクリアランスが約7㎜くらいといったところですね~

 

 

ブレーキ取り付けステーは細いので、ブレーキアーチの方が低くなるみたいですね~

  

チェーンステー

3つ目はチェーンステーとのクリアランスです。

このバイクの場合、左右のクリアランスは約8㎜でした。

 

シートステー

今回のバイクの場合は全く問題なさそうですが、シートステーとタイヤのクリアランスがメッチャ近いバイクもあります。

 

↑は過去に整備したロードバイクなのですが、25Cの太さでディレイラーバンドとのクリアランスが1㎜くらいしかないフレームもあります。

リアセンターの短いフレームの場合は、ここも要注意ですよ~! 

 

 

 

分からない理由  

ブレーキの高さ 

今回のロードバイクのブレーキはTEKTRO製のブレーキが付いています!

ブレーキの種類によっても取り付く高さが若干違うと思います。

 

↑真横から見るとこんな感じです。

フォークに開いた穴にブレーキの取付ボルトを通すのですが、取付ボルトのどのくらい下までブレーキのアーチが来るのか?の規定は無いと思います。

 

今回のフォークの場合、ブレーキのアーチ部分の方が数㎜上になってますが、ブレーキによってはもっと下がってくるかもしれません。

 

リア側は特にブレーキアーチとのクリアランスが重要になってきます。 

使っているブレーキによって誤差が出てくると思います。

 

 

タイヤの種類

今回のタイヤは「ミシュラン ダイナミックスポーツ」の700×23Cです。

23Cということはタイヤの横幅が23㎜と言われています。

本当かどうか?実測してみましょう~

 

実測結果は23㎜でした~

ピッタリですね~(^^)

しかし、このタイヤ幅は銘柄によってまちまちなんです💦

 

↑のバイクに履かせたタイヤは、KENDA製のKWEST(700×28C)というタイヤです。 

横幅を実測したら約32㎜ありました💦

タイヤの銘柄によって同じ28Cでも太さはまちまちなんです!

「28C履けますか?」と聞かれても、細めの28Cと太めの28Cでは数㎜変わってしまいます。

㎜単位の精度の回答が必要な質問で、このタイヤの誤差はかなり大きいといってよいでしょう~

 

 

リム幅

今回のバイクにはMAVICのCXP22というホイールが付いています。

リムの外側の幅を計測してみると約20.5㎜でした。

ということは、リムの内幅(タイヤのビードが掛かるところ)は15㎜のリムだと思います。

15㎜は10年くらい前では一般的なホイールなのですが・・・

 

出店:きゅうべえ

最近のトレンドはワイドリムです!

内幅17㎜以上が当たり前で、中には20㎜というワイドリムもあります。

ワイドリムのメリットは、コーナーでのタイヤの変形を少なくすることで安定感をアップさせることですね~

 

出店:きゅうべえ

同じタイヤでもリムの幅によってタイヤの膨らみ具合が変わります

リムの幅によっても、クリアランスの誤差が出てしまうということですね~

ということで、沢山の不確定要素があるため「やってみないとわからない」という結論になります<m(__)m>

 

 

一般的には25Cまでは履ける 

私もいろいろなロードバイクの整備を何百台とやってきましたが、一つ言えるのは25Cが履けないかったロードバイクはありませんでした

なので今回のバイクのような、23Cでそこそこクリアランスがあるバイクであれば25Cまでは履けると思います。

その先の28Cは「やってみないとわからない」領域になります。

 

私の経験では「フロントは履けたけどリアはダメだった」場合や、その逆もありました!

お使いのロードバイクで履けるか?履けないか?は、まずは各部のクリアランスを計測するところから始めましょう~

  

 

28Cおすすめタイヤ3選

大体の場合、安全なのは25Cまでなのですが、25Cでも結構クリアランスがあるなら挑戦してみてもいいかもしれませんね~

おすすめタイヤはこちら↓

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

いろいろと変数が多いので、「どこまで太くできるか?」は個別ケースになってしまいます。

クリアランスの画像を送って来た方もいましたが、明確な回答はできないし、回答してもし間違っても責任はとれません

あくまで自己責任になります。

ご理解いただけると幸いです<m(__)m>

今回はこのへんで~

ではまた~(^.^)/~~~

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