おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回もYoutube視聴者様からのご質問にお答えしていきます!
ご質問内容はコチラ↓
ご質問内容からして初心者様なので、今回はカーボンフォーク交換に必要な知識などをまとめてご説明いたします!
では行ってみましょう~
カーボンフォーク化のメリット
まずは、「カーボンフォークに変えると何が良いの?」という方にご説明しましょう~
カーボンフォークに変えることで、軽量化が一番のメリットです!
一般的なクロスバイクのフロントフォークは900g~1200gくらいの重量があります。
そして、皆さんが憧れるw?カーボンフォークは400g~600gくらいです(^.^)
もし、ちょっと重めな1200gのフォークを400gのカーボンフォークに変えると、なんと800gも軽量化出来るんですwww
そしてフロント廻りの軽量化はハンドリングに直結するので、ハンドリングが軽くなり「走るのが更に楽しくなる」んですね~!(^^)!
また、カーボンは「振動吸収が良い!」素材なので、手に伝わる振動を軽減してくれる効果もあります!
「もっと快適にしたい!」「ロングライドしてみたい!」とお考えの方には、決してコスパの悪いカスタムでは無いですよ~
カーボンフォーク選びの注意点
では、カーボンフォークを選ぶ上での注意点をご説明します。
出来ればお使いのクロスバイクの、フォークを抜いて計測してみてもらいたいのですが、難しい方に一般的なクロスバイクでお話いたします!
ステムのタイプの確認
↑の画像のように、アヘッドステムタイプ(コラムとステムが別体)でしょうか?
アヘッドステムタイプであればカーボンフォーク化可能です!
↑のようなスレッドステムの場合、後付けでカーボンフォーク化するのはちょっと困難になりますm(__)m
難しい話をすると、1インチスレッドレスのフォークを購入し、ヘッドパーツを入れ替える必要があります!
今回は一般的な、アヘッドタイプ・コラム径28.6㎜で話を進めさせていただきますm(__)m
今回のご質問者様はGIOS ESORA(ジオス イソラ)をお乗りということなので、アヘッドタイプです!
コラム径は28.6㎜なので、一般的なタイプです!
では、話を進めていきましょう~
フォークを選ぼう
フォーク選びの際に注意したいのが、ブレーキをどうするか?です!
後付けカーボンフォークに多いのは「キャリパーブレーキ仕様」のモノです。
クロスバイクの場合「Vブレーキ仕様」が多いので、今回のご質問者様のように「キャリパーブレーキ化」するのか?、「Vブレーキ台座の付いたカーボンフォーク」を選ぶのか?の2択になります!
コストや仕上げたいバイクの姿を考えて、どちらにするかを決めましょう~
キャリパーブレーキ用フォーク
今回のご質問者様は↑のロードバイク用のキャリパーブレーキ仕様を選んでいます!
キャリパーブレーキ仕様になると、タイヤとフォーク間のクリアランス(隙間)がVブレーキ仕様に比べ狭くなります。
ということは、今までのコラムスペーサーやステムをそのまま使うと、ハンドルの高さが低くなるということです!
注意しましょう~
今回選んだフォークはコチラ↓
Vブレーキ仕様のカーボンフォーク
種類は少ないですが、Vブレーキ用のカーボンフォークも存在します!
ブレーキがそのまま使えるのでコスパ良さそうに思うかもしれませんが、デメリットとしては「フォーク自体がキャリパー用に比べて高い」ことです(^-^;
価格差がかなりあるので、キャリパーブレーキ化を選ぶ方も少なくありません!
種類も少ないので、選択肢が限られているところが痛いですね~
唯一の選択肢はワンバイエスのコチラ↓
選んではいけないフォーク
↑の画像はコラムの下の方が太くなっている「テーパードコラム」というタイプです!
上側は28.6㎜(オーバーサイズ)なのですが、下は違います。
一般的なクロスバイクは下側も28.6㎜のストレートタイプです!
コラムの下側の太さに注意しましょう~
作業手順
フォークを選んだら、実際の作業をご説明しましょう~
クラウンレースの入れ替え
クロスバイクのフォークを取り外し、クラウンレースを外します!
クラウンレースとは、フォークの一番下に圧入されているベアリングと接触するパーツです。
このリングより少し太くなったコラムに押し込まれているので、外すのがちょっと大変です!
カッターで隙間を作る方もいらっしゃいます!
危険を伴うので十分注意して行ってくださいm(__)m
↑のような「クラウンレースリムーバー」という専用工具も販売されています!
確実に行いたい方にはおすすめです↓
マイナスドライバーで外す動画はコチラ↓(13:20秒~)
クラウンレースが外れたら、今度は新しいフォークに取り付ける必要があります!
クラウンレースより、少し径の大きいフォークの根元に押し込みます。
専用工具が出ていますが非常に高価になっています。
塩ビパイプなどを使って裏技テクで押し込む方もいますwww
私は専用工具を使っておりますm(__)m
取付動画はコチラ↓(15:15秒~)
コラムカット
クラウンレースが付いたらフォークをトップチューブに入れて組んでみましょう~
コラムが長すぎると思うので、長すぎる部分をカットします!
先にも書きましたが、Vブレーキをキャリパーブレーキに変える場合はハンドルの高さが低くなります。
低すぎる場合はコラムスペーサーを追加して、好みの高さに合わせましょう~
アルミコラムの場合は、↑のようなパンプカッターでも大丈夫です。
コラムまでカーボンの場合は、パンプカッターだとカーボン割れのリスクがあります。
ソーガイドを装着し、金ノコなどでカットしましょう~
カットした後は、やすりを掛けて表面を整えましょう↓
プレッシャーアンカーの装着
プレッシャーアンカーとは、カーボンコラムの中に装着する「引き上げボルトでフォークを引き上げるための受け側」のことです!
コラムは↑の図のような構造で、「アンカーナット」の役割を果たすのが「プレッシャーアンカー」です!
6㎜の六角レンチでコラム内側に装着します!
コラムがアルミの場合は、スターナットを打ち込みましょう~
スターナットの打ち込みにも専用工具が必要になります(^-^;
ヘッド調整
最後はヘッドの調整です!
①の引き上げボルトと②のステムボルトで調整を行います。
コチラの動画を参考にしてみてください↓(18:50秒~)
調整が出来たら、ブレーキを掛けら状態で車体を前後に振って、ガタツキガないか?を確認して完成です(ブレーキを外している場合は、ブレーキ装着後に最終確認を行ってくださいm(__)m)
ブレーキの選び方
キャリパーブレーキ用のカーボンフォークに交換した場合は、ブレーキを変える必要があります!
おすすめはやはり 「シマノ 105」ですが、コストを抑えたい方は「シマノ クラリス」でも大丈夫です(^.^)
そして、忘れがちなのがブレーキレバーも替える必要があることです!
↑の画像のような、シフター一体型が付いているクロスバイクも多いと思います。
右側だけでもキャリパーブレーキ用のレバーに交換し・シフターも交換が必要になりますm(__)m
タイヤも替える必要がある?
キャリパーブレーキに変えた場合、クロスバイクに良くある28C~32Cタイヤでは、ブレーキとタイヤが接触してしまう可能性があります!
その場合はタイヤを細くする必要があります。
これは現物合わせになりますので、必要に応じて変更してください!
25Cタイヤなら間違いなく取り付け可能なサイズです。
おすすめタイヤはコチラ↓
最後にタイヤを細くする場合、チューブが規格外になる場合があります。
チューブを外して規格を確認し、規格外のタイヤになる場合はセットで交換しましょう~
タイヤ・チューブ交換の仕方はコチラ↓
まとめ
いかがだったでしょうか?
「ちょっと自分では出来そうもないなぁ~💦」と思われた方もいらっしゃるかもしれません(^-^;
なかなか難しいから、憧れのカスタムなんですね~
理想は自分で全部やる!ですが、不安な方は自転車屋さんにやってもらうという選択もアリです!
全部自転車屋さんに丸投げだと、自分が使いたいフォークが選べなかったりします(持ち込みNGのお店も多いです(^-^;)
しかし、専用工具が必要な「クラウンレースの脱着」や「コラムカット」だけ自転車屋さんにやってもらうなど、工夫をすれば自転車屋さんも受けてくれたり、工賃を押さえることが出来ますよ~(^.^)
自分の知識や工具・近所の自転車屋さんの受入れ具合を考えて、ぜひチャレンジしてみてくださいね~
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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コメント
SHIMANO製のブレーキ一体型サムシフターについてなのですが、私もアマゾンで似たようなものを購入して取り付けましたが、流石はSHIMANOさんで、ちゃんとVブレーキとカンチ・キャリパー用の引き具合を調整する金具がネジで留めてあるのでそれを入れ替えるだけで問題ないと思います。
なので、多分、買い替える必要はないと思います。
長文、失礼いたしました。
コメントありがとうございます。
切り替え出来るタイプと出来ないタイプがあるんですよ~
レバー本体に「V‐BRAKE」と表示してあるものは、切り替えナシのタイプです!
最近の完成車に付いているモノは、殆どが「切り替えナシ」タイプになってるんですよ~(^-^;
おそらくコストカットですね~