おはようございます。古賀修三です(^^)
今回はユーチューブのコメント欄で良くいただくご質問で「ディスクブレーキ用のおすすめホイールを教えてください」というご質問にお答えしていきたいと思います!
しかし、リムブレーキ用と異なり、ディスクブレーキ用のホイールは仕様や規格によって枝別れします。
まずは仕様や規格をご説明させていただき、ご自分のバイクに合ったホイールをご検討ください。
また、今回も比較的低価格のコスパに振った5万円以下のホイールをおすすめしていきますので、上級者向けではないことをご理解くださいね~
では行ってみましょう~(^.^)/
ハブの種類(2×2=4種類)
クイックリリース

10万円以下のロードバイクやクロスバイクに多いのが、クイックリリース固定のホイールです!
3万円前後の格安バイク~メーカー車のバイクにも幅広く採用されています。
構造的にディスクブレーキホイールには向いていないのですが(特にフロント)、安価に作れることから、未だに低価格車に採用されています。
バイクの種類にかかわらず、フロントエンド100㎜、リアエンド135㎜が一般的な規格です。
スルーアクスル

フォーク・リアエンドにハブ軸を入れるスリットがないモノは「スルーアクスル」タイプです!

エンド幅と同じ幅のハブを、アクスルシャフトで固定します!
右側のエンドがネジ受けになっています。
前後の規格は下記のとおりです↓
【フロントスルーアクスル】
- 直径(軸径):12mmがロードバイクの標準で多い。15mmや20mmもありますが主にMTB向け。
- エンド幅(旧:オーバーロック的なナット寸法):100mmがロードバイクの一般的。
- ネジピッチ(ねじ山のピッチ):代表的には1.5mmピッチですが、モデルにより1.0mmや1.75mmも存在します。
【リアスルーアクスル】
- 直径(軸径):12mmが主流。
- エンド幅:
- 142mmがロードバイクが一般的。
- 148mmはMTBやグラベルバイクで使われるBoost規格。
- 135mmは旧式MTBや一部ロードに存在します。
- ネジピッチ:
- シマEスルーは12×1.5mm
- Rockshox MAXLEなど他社は1.75mmなど異なるものもあります。
ローター固定方法
シックスボルト

ハブにディスクローターを取り付ける際に、6本のボルトで固定するタイプを「シックスボルト」タイプといいます!
センターロック

ディスクローターをスリットに入れて、ハブの真ん中でロックリングで固定するタイプを「センターロック」タイプといいます!
最新のロードバイクに多い規格ですよ~
ということで、ホイールの固定方法2種類、ローターの固定方法2種類で、それぞれの組み合わせがあるので合計4種類あります。
ご自身のバイクはどのタイプになるのか?まずは規格をご確認くださいね~(^.^)/
おすすめホイール7選
クイック×6ボルト

↑はGIANT RSCAPE DISKのホイールです!
クイックリリース×6ボルトタイプになります。
この組み合わせは、最も古い規格のホイールになります(^_^.)
まだまだこの組み合わせの完成車が沢山販売されているのですが、この規格のホイールは中国ブランド以外販売を停止しております<m(__)m>
なので、「中華ホイールを選ばざる負えない」というのが現状となります。
PASAK 700c ディスク/Vブレーキ

正直あまり情報が少ないのですが、PASAKのホイールは商品レビューで一定の評価を得ているので、おすすめに入れさせていただきました。(サクラチェッカー確認済み)
スペックはコチラ↓
- 仕様:前部24スポーク&リア24スポーク、フロントハブ幅100mm、リアハブ135mm。
- ハブ:鍛造アルミニウムハブ、前面2背面4シールベアリング(スーパー潤滑)。
- 車軸:クイックリリースアクスル9mm
- フリーボディ:7075冷間鍛造、Shimanoと互換性があります7/8/10/11/12スピードカセットフライホイール、6つの爪。
- スポーク:45#ラウンドスポーク/超ライト銅パシファイア付き。
- RIM:RIM高さ40mm、UDマット本体&3K対角ブレーキリム、UVハイライト+マット反射カーソル。外側幅は20mm、内幅は14mmです。
- 重さ:(1070g前輪、1190g後輪)20g以内の誤差。
- Prestaバルブと700 C * 20 C – 45 Cタイヤの場合
リム内幅14㎜と結構なナローリムなので、太めのタイヤ(35C以上)をお使いの方は別の選択の方が良いかもしれませんね~
販売ページはコチラ↓
クイック×センターロック

クイックリリス固定でセンターロックという組み合わせも絶滅危惧種となります(^_^.)
しかし、辛うじてシマノ製でも残っています!

もし、クイック×6ボルトの中華ホイールが嫌な方は、センターロック式のホイールを選び、ローターもセンターロックに交換することができます↓
6ボルト式のローターをセンターロックに変える方法もありますよ↓
取付工具はコチラ↓
P&P COMPONENTS WH-A1800RD


中国ブランド以外の最安(前後セット約2万円)はP&P COMPONENTSのWH-A1800RDになります!
コーダーブルームやNESTOブランドを手掛けるホダカのアクセサリーブランドですよ~(^^)
スペックはコチラ↓
- リム素材:アルミニウム
- ◎リムハイト:20mm
- ◎リム内幅:19mm
- ◎車輪径:700C
- ◎スポーク:Jベントプレーンスポーク
- ◎ハブ:クイックレリーズ用 10×135mm×28H
- ◎対応タイヤ:クリンチャーまたはチューブレスレディ
- ◎対応ブレーキ:ディスクブレーキ(センターロック)
- ◎フリーボディ:SHIMANO HG 11速(MTB)
- ◎重量(平均値):F.909g R.1,114g
- ◎付属品:リムテープ,クイックレリーズレバー
リム内幅が19㎜なので、安心して太めのタイヤも履かせられそうですね~(^.^)/
販売ページはコチラ↓
SHIMANO WH-RX010

次はシマノ製の最廉価モデル WH-RX010 です!
とは言っても、クイックリリースタイプでシマノ製はこのモデルしかありません。
コレか?先ほどのWH-1800RDか?中華か?の3択となりますm(__)m
スペックはコチラ↓
- 車輪径:700C
- リムタイプ:クリンチャー
- リム幅:17mm(内幅)、リム高:24mm
- スポーク数:フロント28本、リア28本
- オーバーロックナット寸法(OLD):フロント100mm、リア135mm
- ブレーキタイプ:センターロック式ディスクブレーキ(140mmローター対応)
- 推奨タイヤサイズ:700x25C〜38C
- 対応スピード:8~11速
- 重量:フロント約982g、リア約1,177g(平均)
P&Pに重量で負けているのが気になりますが、信頼性はやはりシマノの方が上ですね。
またデザインもこちらの方が上回っているように感じます!
価格差9,000円ですよ~(^.^)
販売ページはコチラ↓
スルーアクスル×6ボルト

実はこの組み合わせも、シマノをはじめ多くのメーカーが生産を中止しているようです。
お安めの中華ホイールはありますが、ソコソコのクオリティーと低価格を求めるならセンターロック変換アダプターでセンターロック化した方が良いかもしれませんね~

エンド幅はフロント100㎜、リア142㎜が一般的ですが、MTB規格だとフロント110㎜の場合もあります。
必ずノギスでエンド幅は確認しましょう~
スルーアクスルで6ボルトタイプを選ぶ場合、安価なホイールは中華ホイール以外の選択肢はありませんm(__)m
販売ページはコチラ↓
スルーアクスル×センターロック

最後は現在最も種類の多い「スルーアクスル×センターロック」タイプになります。
ちなみにクイックリリースをスルーアクスルに変換することはできませんので、お気を付けください<m(__)m>
おすすめのシマノ製ホイールを2つご案内いたしますね~(^.^)/
SHIMANO WH-RS171


シマノ製のロード用ホイールで最廉価モデルになります!
スペックはコチラ↓
- ホイールサイズ:700C(622×19C)
- 一般推奨サイズ:28〜42Cのクリンチャー対応
- リム:
- 高さ24mm
- 内幅19mm
- 外幅24.6mm
- リムジョイント:スリーブジョイント
- 重量:
- フロント:約897g
- リア:約1,098g
- 前後セット合計:約1,995g
- スポーク数:
- フロント16本(バテッドスポーク)
- リア20本(バテッドスポーク)
- ブレーキ仕様:センターロックディスクブレーキ(140mmローター対応)
- アクスル仕様:12mm E-スルーアクスル(フロント100mm、リア142mm)
- カセット対応:10/11/12速(10速使用時はアダプター必要)
幅広いタイヤサイズに対応しているので、非常に使いやすいホイールですね~(^.^)
販売ページはコチラ↓
SHIMANO WH-RS370


シマノの中では105グレードのホイールになります。
下位モデルのRS171をより精度を高くしたモデルですよ~(^.^)/
スペックはコチラ↓
- ホイールサイズ:700C(622×19C)
- リム高さ:19mm
- リム幅:内幅19mm、外幅23.4mm
- リム素材:アルミニウム
- 重量:
- フロント:約890g
- リア:約1,090g
- 前後セット約1,980g
- スポーク数:前後とも24本
- ブレーキ仕様:ディスクブレーキ専用(センターロック方式)
- エンド幅:
- フロント:100mm(12mmスルーアクスル)
- リア:142mm(12mmスルーアクスル)
- 推奨タイヤ幅:28〜45C
- タイトルタイプ:クリンチャー(チューブレス対応)
- 対応スピード:11速対応(8〜10速もスペーサーで対応可)
- 最大空気圧:約6.5 bar(94 psi)
販売ページはコチラ↓
全タイプ対応 カーボンホイール SEPERTEAM

↑画像はスルーアクスル×センターロックタイプですが、クイックリリースタイプや6ボルトもラインナップしています。
前後セットで1,680gはかなり軽量ですよ~(^.^)/
スペックはコチラ↓
- リム仕上げ:UD つや消し
- リム幅:25mm
- リム深さ:50
- スポーク穴:フロント24穴+リア24穴
- 設計:ブレーキトラックに12層カーボン(リム本体に6層カーボン)
- ハブ:SUPERTEAM CX3 選択する
- カセットボディ:シマノ用
- スポーク:CN494 フロント24穴+リア24穴(ブラック)
- ニップル:CN合金外部ニップル
- 最大ライダー体重:120KGをお勧めします
- 最大タイヤ圧力:125PSIをお勧めします ホイールセット
- 重さ:1680+/-30g
販売ページはコチラ↓
まとめ

いかがだったでしょうか?
リムブレーキモデルに比べ、やや価格が高く重量も重めな感じですね~
またクイックリリースからスルーアクスルの過渡期の状態とも言えなくはないですが、実際にはクイックリリースの完成車は数多く販売されているにもかかわらず、完組ホイールは中華以外はほぼ選択肢がありません(^-^;
安価にカスタムを楽しみたい方には、結構厳しい状況ですね~(^-^;
中古も選択肢に入れると良いかもしれません↓
今回はこのへんで~
ではまた~(^.^)/~~~
こちらの記事もおすすめです↓



















コメント