おはようございます。古賀修三です(^.^)
先日、視聴者様のご依頼で「E-BIKEのカスタムについて」の記事を書いたのですが、「ブログ記事書きましたよ~」とメールをお送りしたところ、ご依頼主様より下記のようなお返事をいただきました↓
早速、ブログネタにして頂きありがとうございます。
アドバイスいただいたスプロケ交換、ありがとうございます。
私もスプロケ交換を検討したのですが、下記のリンクような記事もあり、E-bikeの型式認定については、いろいろ考え方があるようです。
購入店サイクルベース〇さひからも、納車時に、タイヤなど消耗品交換は出来るが、ギア比変更などは、原則できない。と言われてましたので、諦めてました。
E-BIKEのパーツ交換は違法なのか?【型式認定のお話】|ナオッキィのチャリキャンブログE-BIKEを買おうと思ってるけど、パーツ交換したらダメなの?と思っているあなた。この記事では電動自転車のパーツ交換や型式認定について分かりやすく解説しています。ぜひ購入前に読んでください。古賀さん、
私のネタを記事にしていただき感謝しておられますが、古賀さんはインフルエンサーでおられますので、E-bikeの改造に関する記事をアップされている事にならないか?を懸念しております。
情報としては、ありがとうございます。
今後も動画、ブログを楽しみにしております。
私が書いた記事は、違法改造には注意して書いたのですが、ご依頼主様は「型式認定」について気にされているようですね~
そして、サイクルベース〇さひさんの「ギア比の変更は原則できない」という言葉を気にされているようです!
そこで、もう一度ご依頼者様に確認してみました。
なるほど~
違法かどうかは調べて記事にしましたが、型式認定については調査不足でした!
ギア比変更は型式認定から外れる可能性があるようですが、今回ご希望の「ホイール交換」も同様だと思います。
●●様は「認定から外れる可能性があっても、ホイール交換を検討したい」という認識だったのでしょうか?
そうなら「ギア比見直し」をされても良いと思います。
「認定からは外れたくない」なら、カスタム自体考えてはダメですね~
とメールを送ってみたのですが、今回のご依頼の経緯をご返信いただきました↓
ご返信いただきありがとうございます。
同サイズのホイール交換も、型式認定から外れるとは、認識していませんでした。不勉強でした。
こちらこそ、よく調べもせず、安易なご相談をしてしまいました。ごめんなさい。
言い訳がましいですが、購入した自転車店で伺った際に、ホイール&タイヤも外周長が変わらなければ、大丈夫だろう。と聞いていたので、鵜呑みにしてました。
自転車店に、手持ちのティアグラコンポに変更出来ないかと問い合わせたら、E-bikeの駆動系の変更は一切出来ないと言われ、軽量化として、タイヤ&ホイール交換しては?との話でしたので、古賀さんにお話を振ってしまいました。
お気を悪くされたようであれば、申し訳ありません。謝ります。
私の本意では、ありません。
なかなか、E-bikeのカスタムは難しいですね。
もう少し検討してみます。
ということで軽量化の提案元が分かりましたwww
では、なぜ自転車店が「パーツ交換できない」と言っているのか?、本当にタイヤやホイール交換なら型式認定から外れないのか?を調べてみました。
E-BIKEをお使いの方で、パーツ交換に関してモヤモヤしている方も多いと思いますので、ズバッと切り込んでいきたいと思います( `ー´)ノ
では行ってみましょう~(^^)/
E-BIKEの違法改造とは
国内のE-BIKE(電動アシスト自転車)の法規制は大きく2つです!
1.人力と電動アシストの比率は1:2まで
2.電動アシストは時速24㎞まで
となっています。
非常にシンプルではありますが、「本当にこの自転車のアシストは1:2になってるの?」って聞かれても証明することは難しいですよね~
「時速24㎞まで」というのは、速度を計測すれば分かりやすいので、速度計があれば証明できそうです!
E-BIKEの速度計は、「一定時間でタイヤが何回転するか?」で計っています(自動車やオートバイも同じです)。
なのでタイヤを太いモノに変えてしまうと、タイヤの外径が大きくなり、実際は25㎞/hを超えているのに、速度計は24㎞/hと認識し、アシストしてしまうE-BIKEになってしまいます。
これが「タイヤを太いモノに交換すると違法改造」ということです!
でも、アシスト比に関しては普通の人が証明することは不可能だと思います!
そこで自転車メーカーが目を付けたのが「型式認定」だと思います。
型式認定とは
自転車メーカーはE-BIKEに限らず「型式認定」を取ることが出来ます!
審査をしているのは公益財団法人 日本交通管理技術協会です。
制度の趣旨は・・・
1.型式認定の趣旨
型式認定制度は、道路交通法令(道路交通法施行規則第1条ほか)の規程により、型式認定対象品(原動機を用いる身体障害者用の車椅子ほか)に関する基準が定められており、これらの機器等が法令の基準に適合することを明らかにすることによって、利用者の便宜を図るとともに、これらの機器に関した交通安全対策の推進が図られるようにするための制度である。
公益財団法人 日本交通管理技術協会
普通自転車でも型式認定は取れます。
しかし、型式認定を取得していない自転車も結構あるようです。
理由は、「認定されていなくても、違法な自転車でないことの証明が簡単だから」だと思います。
大雑把に言うと、買おうとしている自転車が、長さ190㎝以内、幅60㎝以内、ベル、後方に赤色反射板が付いていればOKですwww
ちなみに普通自転車の型式認定の定義はコチラです↓
ここで厄介なのが、「型式認定」は自転車の完成形で取得する必要があるという点です!
このハンドルを使い・このサドルを使い・このタイヤを使うなど、パーツ1点1点も何を使うか?を指定しなければいけないようです。
この点で、パーツを変えてしまうと「認定外と判断されてしまう可能性がある」と言われるんですね~(^-^;
「同じ規格のタイヤやホイールはOKって、自転車屋さんが言ってましたよね~」って言われそうですが、私が考えるに「認定から外れる」と思います。
「型式認定」はフレームサイズが変わるだけでも、取り直しが必要なのだそうです!
違うパーツが付けば、間違いなく認定し直し、もしくは変更届けなどの資料を用意して提出する義務があると思います。
「認定内」の交換は、デフォルトで付いていたパーツと同じモノしか認められないと思います。(特例で、タイヤは同規格ならOKなどのオプションが付いていれば別ですが・・・)
常識的に考えてそうなります(^-^;
なので、サドルやホイールやグリップ等、アシストに関係ないパーツも交換すると「認定外」となると思いますよ~(^-^;
グレーゾーンは存在しないはずです。
都合の良い解釈は辞めましょう~(^-^;
コチラの記事が参考になりますよ~↓
ただ、パーツを交換したからと言って違法改造になるわけではありません!
E-BIKEの場合は、アシスト比やアシスト上限速度を守っていれば問題ありません。
「型式認定」取得時とは違うパーツを使っている自転車というだけです。
やましい自転車でも何でもないですよ~(^.^)
認定外だと事故の時に不利になる?
「事故を起こした時に不利になるって聞きました」とか、「保険に入れなくなる可能性があるって書いてありました」という方がいらっしゃいますが、私は「それは無い」と思います!
理由は「違法改造ではないから」です!
先にも述べましたが、市販の普通自転車は「型式認定」がほとんど議論に上がってこないですからね~
合法の範囲内ではパーツ交換もやりたい放題です(^-^;
知らないうちにガンガン外れてますwww
そもそも、盗難保険以外は自転車の車種すら保険会社に告知して無いですよね~
私が加入している、自動車保険に付帯している「個人賠償責任特約」は、家族全員が自動車以外の乗り物に乗っているときの事故に使えます!
自転車でなくてもOKな保険なので、「型式認定がどうのこうの」って話になること自体が考えられません(^-^;
もちろん将来的に制度が変わる可能性はありますが、それは変わってから考えればいいだけです。
いま議論してもしょうがないですね~(^.^)
仮に事故を起こしてしまい、警察や保険会社の方に「この自転車は改造してますか?」と聞かれても(ま~、普通聞かれないと思いますが)、「違法な改造はしていません」で良いと思います。
思わず「ギア比を変えてます」って言ってしまったとしても、法には触れていないことを説明できれば、それが「悪」と判断されることは考えにくいでしょう~
型式認定のメリット
「じゃあ型式認定が付いているメリットって何なんだよ~」という疑問が湧いてきますが、メリットは自転車メーカー側にあると思います!
「うちのE-BIKEは型式認定を受けているので安全・安心ですよ」と言えることです!
付いてい無いモノより信頼が高くなりますよね~
採算が取れそうだから、高いお金払って認定を受けるということです。
認定が通ってしまえば、後はお客さん次第です。
認定通りのパーツに変えるか?違うモノを選択するか?は自己判断です!
お店側は「面倒なことに首を突っ込みたくないので断るスタンス」を取っているのだと思います。
もちろんそれも自由です。
お店(会社)判断なので否定は出来ません!
「型式認定」の呪縛から逃れるか?どうか?ですね~(^-^;
ちなみに私がおすすめしているスポーツ自転車のカスタムのほとんどは、メーカー保証やお店独自の保証から外れるモノです!
「保証対象外」になりたくない方は、カスタムはしてはいけません(自己責任です)m(__)m
まとめ
いかがだったでしょうか?
私が調べた感じでは上記の内容になります。
「型式認定」は義務ではありません。(認定を受けていなくてもE-BIKEは販売出来ます)
ユーザー側のメリットとしては、E-BIKEの場合はアシスト量が違法ではないことを証明するのに役に立つと思います。
認定時のパーツに意味があるのではなく、認定を取っていることに意味があるのだと思います。
取った後は、ドライブユニットやタイヤサイズさえいじらなければ、型式認定E-BIKEの称号は継続して受けられると思います。(車検のように、定期的に検査されるものでは無いですからね~)
今のところ認定外のパーツに交換しても、デメリットはほぼ無いと思います。
もちろん最終判断はご自身です!
自己判断の参考になれば幸いですm(__)m
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
コチラの記事も参考にしました↓
コチラの記事もおすすめです↓
コメント