おはようございます。古賀修三です(^.^)
先日購入したRIPSTOPのロードバイクがリアエンド135㎜だったため、ハブを135㎜化していきます!
やり方はいくつかあるのですが、一番やりやすい「2.3㎜スペーサーをハブナットの内側に左右取り付ける方法」でご説明していきますね~
やりやすいといっても言っても、ハブの玉あたり調整が必須になります!
これを間違えると「ハブがダメ」になってしまうので、「超不器用なんです~」とか「説明を聞いても構造が全く理解できません」という方は、135㎜ハブのホイールを購入することをおすすめします↓
ではいきましょう~(^.^)
必要工具・パーツ
146㎜ハブシャフト
まずは135㎜ハブ用のハブシャフトです!
長さは146㎜あります。
130㎜ハブには141㎜のハブシャフトが付いています。
ハブよりも11㎜長い設計になっているんですね~
146㎜シャフトをご用意くださいね~
135㎜用クイックリリース
クイックリリースも135㎜用に変更する必要があります!
これも130㎜用に比べて約5㎜シャフトが長いです。
ホイールを固定する重要パーツなので、必ず交換しましょう~
2.3㎜ハブスペーサー 2個
5㎜分スペーサーを追加するのですが、左右に2.5㎜くらいのスペーサーを追加すれば、ホイールのセンター出しの手間が省けます。
アマゾンで2.3㎜のハブスペーサーが販売されているので、これを2つ用意しましょう(^.^)
ハブスパナ
ハブを分解するには薄型のハブスパナが必要になります。
サイズは13・14・15・17㎜の4本セットが多いです。
リアハブの分解には15㎜が必要になります。
その他のメンテナンスでの利用を考えると、セット購入が良いと思いますよ~
17㎜オープンスパナ
17㎜はハブの一番外側にあるロックナットの脱着に使います。
ここはハブスパナのような薄型のスパナだと作業しにくいので、ある程度厚みのあるものを使いましょう~
ビーズピンセット
ベアリングを取り除くときに使います。
普通のピンセットと違い先端に窪みがあり、小さい球状のベアリングを掴みやすい工夫がされてます。
あると便利ですよ~(^.^)
他にもあった方が良いものはいくつかありますが、とりあえずこのくらいあれば作業できます!
準備できたら作業に取り掛かりましょう~(^.^)
ハブの分解
まずはハブナットを外していきます!
先に外すのは反フリー側です。
玉押しを15㎜のハブスパナで挟み、一番上のハブナットを17㎜のスパナで押さえ、反時計回りに回して外します。
ナットが緩んだらシャフトから完全に取り外します。
玉押しとハブナットの間に入っていたスペーサーも取り外してくださいね~
反フリー側が玉押しだけになりました!
玉押しを外すには・・・
フリー側のナットを17㎜スパナで押さえ、15㎜のレンチで反時計廻しに回して取り除いてください。
反フリー側のベアリングが見えましたね~(^.^)
下側(フリー側)からシャフトを引き抜いてください!
ベアリングがこぼれ落ちてくる可能性があるので、トレーなどを敷いておき、紛失しないようにお気を付けくださいね~
シャフトが抜けたら、ベアリングを取り除いてください。
ビーズピンセットがあるとやりやすいですよ~(^.^)
フリーにはこのようなキャップが付いているものもあります。
ハブによって異なるので、付いている場合は取り外しましょう~
すべてのベアリングを取り除きました!
次にシャフトに付いている、フリー側のナット・スペーサー・玉押しを取り外します!
15㎜で玉押しを挟み、17㎜でロックナットを反時計廻しに回して緩めてください。
シャフトだけになりました!
上が取り外しした130㎜用ハブシャフトで、下が今回入れ替える135㎜用のハブシャフトです。
これでバラしは終了です(^.^)
ハブの組立
新しいシャフトに、錆防止とナットを入れやすくするため、グリスを塗っておきましょう~
まずはフリー側を整えていきます。
シャフトに玉押しをねじ込みます!
次に元々入っていたスぺーサーを入れ(無い場合もあります)、そして用意した2.3㎜スペーサーを入れます!
最後にロックナットを入れます!
2.3㎜スペーサー以外は外した時の逆手順ですよ~
ロックナットからハブシャフトは5.5㎜出すのが正解です!
146㎜シャフトから、ハブのナット間(135㎜)をマイナスすると11㎜です。
11÷2=5.5となります。
大体で良いので5.5㎜に合わせましょう~
5.5㎜くらいになったら、玉押しは緩む方向へ、ロックナットは締める方向に回しダブルナットで固定しておきます!
これでフリー側の玉押しが出来ました(^.^)
ハブにベアリングを戻していきましょう~
ベアリングは片側9個です。間違えないようにしましょう(^.^)
シャフトをフリー側から入れていきます!
反フリー側にもベアリングを入れました!
ハブによってはシャフトを入れてからだとベアリングが入らないものもあります。その場合は先に両側のベアリングを入れてからシャフトを挿入しましょう。
玉押し・元々入っていたスペーサー・2.3㎜スペーサーの順にシャフトに通していきます!
最後にロックリングを取り付けましょう~
玉あたり調整
最後に玉あたり調整です!
ラスボスだけに調整が難しいです。
文字だけで表現するのが難しいため私の過去動画をご覧ください↓
玉あたり調整が出来たら、シャフトを揺すってみたり、ホイールを回転させたりしてガタツキが無いかを入念にチェックしてください。
両側に同じ厚みのスペーサーを追加することで、ホイールセンターをづらすことなく135㎜ハブを造ることが出来ます!
フリー側に2.3㎜のスペーサーを入れているので、スプロケットを取り付けたときに、スプロケットはフレーム内側にズレます。
リアディレイラーの再調整の必要がありますのでお気を付けください。
リアディレイラーの調整の仕方はコチラ↓
まとめ
ということで、今回は左右に2.3㎜スペーサーを追加する方法で135㎜化の記事を書かせていただきました。
本来135㎜ハブは、130㎜ハブより反フリー側に5㎜長いスペーサーを入れて作られています。なのでこの方法はベストではありませんが、特に問題なく使えるカスタムです!
一番難しいのは玉あたり調整です。特にガタツキガあるとハブをダメにしてしまう可能性があります。
気を付けてくださいね~
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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