おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回も視聴者(読者)様のご質問にお答えをしていきたいと思います。
今回は「折りたたみ自転車のホイール交換」に関するご質問です!
では行ってみましょう~(^.^)/
質問内容
拝啓 古賀様
当方 茨城県日立市で 65歳までロードバイクに乗っていましたが
じてんしゃ学園 にて最近 折りたたみ自転車の解説を見て 小径自転車に
興味を持っております
4年前の 「【クロスバイクカスタム】リア ナット止めをクイックリリース化するならホイール毎交換がおすすめ(^^; 」
の通り 700Cのホイールでしたら ホイール交換が簡単ですが
16 、20インチのホイールをクイックリリース化 したい場合(パンク修理対策)
世の中に 16,20インチのクイックリリースホイールが無いようですが・・・調査不足ですかね?
簡単にクイックリリース化 出来ますか?
前輪の幅が 規格化されているのですか? 教えた下さい
現在 ターン(Tern) リンク Link A7を 考えていますが
クイックリリースの 小径車 を選択するしかないのですかね!!
というご質問です!
要約すると・・・
Tern Link A7はクイックリリース化出来るか?
クイックリリース化出来るなら20インチホイールを教えて欲しい!
ということですね~
では、ご質問にお答えしていきましょう~(^.^)
Link A7のエンド規格の確認
↑がTern Link A7になります!
1×7段(ボスフリー)の20インチ折りたたみ自転車になります。
人気のある折りたたみ自転車ですよ~(^.^)
フォークエンド 74㎜
↑が2022年モデルのフロント周りの画像です(最新モデルの画像が見つけられませんでした(^-^;)
フォークはハイテン製です。
ご質問に合った「前輪の幅」ですが「74㎜」と一般的な100㎜とは違う規格になっています!
TernはDAHONから枝分かれしたブランドで、DAHONと共通のパーツが沢山採用されています!
DAHONのフォークエンドは74㎜を採用したものが多く、Ternもダホン同様にフォークエンドが74㎜の自転車が沢山あります。
今回のLink A7も「74㎜」が採用されています!
一般的なのは「100㎜」なので、DAHONやTernをご利用の方はホイール選びには気を付けましょう~
ということで、74㎜のクイックリリースホイールがあればクイック化出来そうではありますが・・・
一つ気になる点が見つかりました( ゚Д゚)
エンドの厚みが薄い(@_@)
もう一度、先ほどの画像を見てみましょう~
ハブとナットに挟まれている「エンドの厚み」が非常に薄く見えます!
標準の「ナット留め」なら問題無いのですが、クイックリリースだとちょっと問題が出る可能性があります(^-^;
クイックリリース化をする場合、ハブシャフトは中空シャフトになります。
シャフトは一番端のナットから片側5.5㎜突き出しています。
↑のように5.5㎜突き出たシャフトにフォークエンドを乗せます。
別角度から見ると、シャフトよりフォークエンドが外側に来ていますよね~
ここが重要なんです!
フォークが外に来ていないと、クイックリリースを締めた時にホイールを挟めないんです!
クイックリリース対応のフォークやリアエンドは厚みがあるんです。
もう一度Link A7のフォークをご覧ください!
厚みは5㎜くらいでしょうか?
エンドの板厚が薄いため、ハブシャフトがフォークから飛び出てしまう可能性がありそうです。
↑はシマノのWH-R501に付属のクイックリリースです!
レバー側(通常左側)はハブシャフトが5㎜以上入る奥行きがあるので大丈夫そうです!
ナット側(通常右側)は2㎜くらいは奥行きがありそうです。
気になって他の在庫のクイックリリースも調べてみました↑
コレは3㎜くらい奥行きがありそうです!
ハブシャフトに被せるとこんな感じです!
さすがにLink A7のフォークエンドはここまで薄くないと思います。
シャフトがちょこっと出るくらいなら、クイックリリース化出来そうです。
まずは一安心ですね~(^.^)
リアエンドの形状
次はリアエンドに移ります!
こちらもエンドの厚みが薄そうですが、フレーム素材はアルミなのでフォークよりは厚みがあると思います。
フォーク同様クイックの奥行きが2・3㎜あればホイールを固定できそうです!
そして、エンド形状がストドロエンドになているのでクイックリリース化可能な形状です。
↑がストドロエンドです。
基本的にディレイラーハンガーがフレーム側に付いていればクイックリリース化出来ますよ~
確認したところ、Link A7のリアエンド幅は130㎜です。
リアエンドは130㎜と135㎜が混在していますので、ホイール選びには気を付けましょう~
ということでエンドの板厚が薄い問題はありますが、クイックリリース化出来ると思います!
次は、20インチのクイックリリースホイールがあるか?見ていきましょう~
おすすめ406ホイール3選
20インチホイールは2種類ある
20インチホイールは2種類あります!
「406サイズ」と「451サイズ」です。
406サイズはタイヤサイズの表記が「20×1.5」と小数点が付きます。
451サイズはタイヤサイズの表記が「20×1 1/8」という感じで分数で表されます。
今回のLink A7のタイヤはスペック表には「Kenda K west, 406, 20×1.75, E/V」と記載されています。
「20×1.75」と小数点表記なので、406サイズということです。
Link A7は406サイズを選びましょう~
Amazon上で「ダホン用406ホイール」と検索すると、沢山完組ホイール(フロント74㎜・リア130㎜)が出てきました(^.^)
規格が分かれば検索しやすいですね~
ではおすすめホイールを3つご紹介しますね~(^.^)/
COSPAII(コスパイイ) CLASSIC
「COSPAII(コスパイイ)」というブランドのブラックリムホイールになります!
引き締まって見えてカッコいいですね~(^.^)
フロントはスポークが交差しないスポーティーなラジアル組です!
ハブはCOSPAIIのオリジナルでシールドベアリングです。
回転がメチャクチャ良いと思いますよ~(^.^)
リアは11速対応のカセットハブになります!
Link A7の純正は7速(ボスフリー)ですが、7速ボスフリーの中空シャフト完組ホイールはありません。
カセットスプロケットに仕様を変更する必要がありますよ~
チューブバルブは「米式」になっております。
Link A7は「英式」バルブですが、米式と英式は穴径が同じなので、純正チューブを流用することが可能です!
価格も22,800円とリーズナブルです!
イチオシはコチラですね~(^.^)
販売ページはコチラ↓
【最安】JKLapin
最安は「JKLapin 20インチ406」になります!
スポークの組み方がお洒落ですね~
価格は14,890円!大特価ですね~www
コチラは中国から直送されてくるようなので、注文してから到着まで3~4週間かかるようです(^-^;
説明欄に「ハブ:前16後20穴または前後20穴」「16穴と20穴をランダムに出荷します」と日本の常識とは異なる気分屋さんですwww
懐の深い方限定のおすすめ品ですよ~(^^♪
コチラも11速対応のカセットハブ仕様になります。
ナットの形状からして、ベアリングはおそらくシールドベアリングだと思われます。
バルブ穴の記載が無いのですが、見た感じ「仏式」対応のように見えます!
コチラを選ぶ際は、チューブを仏式に交換する必要がありそうですm(__)m
「JKLapin 20インチ406」の販売ページはコチラ↓
ノバテック JONNY 406
最後はやや価格は上がりますが、品質的にも最も信頼できるNOVATECの「JONNY 406」をご紹介します!
こちらもシールドベアリングを採用し、ハブの回転は滑らかですよ~(^.^)
赤いアルミニップルがお洒落ですね~(^.^)
フリーも赤く染められています!
赤好きにはコレですね~(^.^)
バルブ穴の種類の記載が見当たりませんでしたが、おそらく「仏式(フレンチ)」だと思われます。
リムハイトが高めなので、長めのバルブを用意しましょう~
ノバテック JONNY 406の商品ページはコチラ↓
ホイール以外の必要パーツ
先ほども触れましたが、ホイール交換に伴い「ボスフリースプロケット」から「カセットスプロケット」にスプロケットも変わります!
今まで通り7速用のカセットスプロケットに交換も可能です↓
しかし、せっかくカセットスプロケットを付けるなら多段化しても良い気がします!
おすすめは交換パーツが少くて済む8速化ですね~
8速ならシフターを8速用に交換し、8速スプロケットを付ければOKです(^.^)
おすすめ8速シフター↓
おすすめ8速スプロケット↓
9速以上にすると、シフターとスプロケット以外にクランク・チェーンリング、チェーン、リアディレイラーも交換が必要になります!
8速パーツに比べて各パーツの価格も高価になるので、コスパを優先させるなら8速が良いでしょう~
もちろん9速化したい方を止めたりはしませんよ~(^.^)
お好みでどうぞ~
ホイール交換の仕方【動画】
ホイール交換のやり方は動画をご案内します!
ぜひ参考にしてくださいね~(^.^)
【前後輪を外す】
【タイヤ・チューブを外す】
【新しいホイールにスプロケットを取り付ける】
11速用フリーに8速スプロケットを付ける場合は1.85㎜のスペーサーを付ける必要があります↓
解説動画はコチラ↓
【新しいホイールにタイヤ・チューブを取り付ける】
【ホイールを車体に取り付ける】
【リアディレイラー調整】
【ブレーキ調整】
上記の手順でやってみてくださいね~(^.^)
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回のフロントフォークの板厚のように、車種によって意外な落とし穴があったりするんですよね~
おそらく今回は問題無く出来ると思いますが、今回の注意点を参考に別の車種でもクイックリリース化したい方は仕様をチェックしてみてくださいね~
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
コチラの記事もおすすめです↓
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