【タイヤ空気圧】激安ロード・クロスバイクは英式バルブだから管理出来ない!対策4選(エアチェックアダプター・フレンチ化・米式化・スーパーバルブ)

クロスバイク

おはようございます。古賀修三です(^.^)

今回も視聴者様のご質問にお答えしていきたいと思います!

今回は「英式バルブ仕様のタイヤの空気圧管理」に関するご質問です。

では行ってみましょう~(^.^)/

 

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質問内容

空気圧にも少し触れてらっしゃいましたが、米仏バルブのスポーツ車はゲージ付き空気入れで管理できるとは言え、英式のママチャリや一部エントリーの クロスだとたまに英式バルブがあります。

英式バルブは空気圧管理が出来ないとはよく言われますが、目標空気圧の何割増しの圧で入れれば良いのでしょうか?

廃棄品の英式バルブがあればそれだけ切り出して、1bar(大気圧)環境下で虫ゴムから空気が出て来るのがゲージ読みで何bar(細かく言うならkPa)なのか。

これを目安に出来ないでしょうか?

虫ゴムの空気穴を密閉する力は同じで虫ゴムを押さえ付ける力は空気圧に比例なので、単純に1bar実験の1bar何割増しを基準に 3barなら3倍で大体行けると思うのですが・・・

古賀様なら廃棄予定の英式チューブを手に入れる機会も多そうなので、もし関心を持って頂けたなら試して動画にして頂きたいです。 

というご質問です!

ご質問者様は、「英式バルブは虫ゴムがあるから空気圧管理が出来ない」ということをご存じのようです。

そこから先のご質問は「なぜ虫ゴムがあると空気圧管理が出来ないのか?」を理解しないとご質問者様の質問の意図が分からないと思います。

まずは「英式バルブの空気圧が計れない理由」をご説明しますね~

 

 

英式バルブの空気圧が計れない理由

空気圧計の付いた空気入れがあれば、ロードバイクやクロスバイクに多い「フレンチバルブ」や、マウンテンバイクに多い「米式バルブ」では、空気圧が測れます!

なので、タイヤに空気が十分入っているか?をチェックすることが可能です。

 

しかし、一般的なシティーサイクルに多い英式バルブは「空気圧が測れない」と言われています

その理由は「虫ゴム」が付いているからです。

 

出典:自転車出張修理クローバー

↑のように虫ゴムは「空気が通るムシの穴を塞ぐ役割」を果たしています!

 

この虫ゴムが「穴を塞ごうとする力」よりも、空気入れで「空気を押し込もうとする力」が強くなると虫ゴムに隙間が出来てチューブに空気を入れることが出来ます。

そのため、空気圧計の付いた空気入れで空気を入れても、タイヤの中のチューブの空気圧とは関係ない「虫ゴムを通過する圧力」が空気圧計に表示されてしまうんです。

 

そのため英式バルブの場合、空気圧計の表示は「当てにならない」「計れない」という結論になります!

 

 

 

虫ゴムは劣化する

 

廃棄品の英式バルブがあればそれだけ切り出して、1bar(大気圧)環境下で虫ゴムから空気が出て来るのがゲージ読みで何bar(細かく言うならkPa)なのか。

これを目安に出来ないでしょうか?

↑このようなご質問がありましたが、虫ゴムには個体差があります。

分厚い虫ゴムもあれば、肉薄な虫ゴムもあります。

そして、虫ゴムは徐々に劣化していきます。

個体差が激しく、更に劣化の進行具合でも空気を通す圧力は変わっていくと思われます。

 

単純に1bar実験の1bar何割増しを基準に 3barなら3倍で大体行けると思うのですが・・・

↑のように基準を作るのは、私は正直厳しいと思いますm(__)m 

 

 

 

英式バルブ車で空気圧を測る方法4選

購入した自転車が英式バルブ仕様だった場合、タイヤチューブの空気圧管理が出来ないのか?と聞かれれば、答えは「NO」です!

ちゃんと空気圧管理することは可能です。

今回は3つの方法をご紹介しますね~(^.^)

 

米式バルブ化 

最も整合性が高いのは「米式バルブ化」です!

英式バルブのチューブを取り外し、米式バルブのチューブに交換すると空気圧が測れます。

 

英式バルブのバルブの径は米式バルブの径とほぼ同じなので、英式バルブ用の穴の開いたリムにほぼ隙間なく挿入できます!

 

米式バルブというと、マウンテンバイク用のチューブだと思われがちですが、ロードバイクのような「700×25C」のタイヤ用のチューブなども販売されています!

最もおすすめは「米式バルブ化」ですね~(^.^)

お使いの自転車の規格のチューブがあるか?確認してみてくださいね↓

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バルブが米式に変わるので、英式バルブ専用(してティーサイクル用)の空気入れでは非対応になります。

全バルブ(英式・米式・仏式)対応の空気入れを用意しましょう~

おすすめ空気入れはコチラ↓

 

 

 

エアチェックアダプター取付

お手軽さでは「パナレーサー エアチェックアダプター」が便利です!

こちらは英式バルブを米式バルブに変換するアダプターです。

 

スポーツ自転車用のタイヤのような高気圧に耐えられるタイプも販売されていますよ↓

 

キャップの色の違いで空気圧がひと目でわかるようになっているところも非常に便利です!

こちらもおすすめですよ~(^.^)

 

シティーサイクル用のタイヤなら300Kpaまでで十分ですよ↓

  

こちらも米式に対応した空気入れが必要となります↓

  

  

フレンチバルブ化 

次は「フレンチバルブ化」です!

一般的なロードバイクやクロスバイクに付いていることの多い「フレンチバルブ」です。

「チューブの在庫がある」とか「後々フレンチバルブ用のホイールに交換予定」なら、フレンチバルブ化もアリだと思います。

しかし、1点整合性が合わないところがあります。

 

出典:リサイクル自転車ショップアクティブ

↑の画像を見てください。

英式と米式に比べ、フレンチバルブは径が細いのが分かると思います。

英式バルの用のリムに開けられたバルブホールにフレンチバルブを通すと、穴が大き過ぎて隙間が出来てしまうんです💦

 

↑は英式バルブホールにフレンチバルブを挿入するときに使う「バルブスペーサー」というアイテムです!

コレを使うと、バルブがバルブホールの真ん中に立つことが出来ます。

フレンチバルブを使いたい方は、コレもセットで使いましょう↓

  

仏式(フレンチ)バルブに対応の空気入れが必要になります↓

 

 

スーパーバルブ化

最後は↑のような虫ゴムを使わない「スーパーバルブ」に交換する方法があります。

既存のチューブや空気入れがそのまま使えて、非常に便利でコスパの良いアイテムです!

  

虫ゴムと違い、米式やフレンチバルブと同じ「可動式パッキン」が下に動くことで空気を入れることが出来ます!

虫ゴムよりも少ない力で空気が入るため、虫ゴムよりも空気圧の誤差が少なくなります

しかし、「可動式パッキン」は空気を通すと直ぐに閉じてしまうため、正確な空気圧管理は出来ません

虫ゴムよりは数値は近い」くらいと覚えておきましょう~

 

この「スーパーバルブ」は虫ゴムを使った英式バルブよりも、耐久性に優れ、空気も抜けにくい、高圧にも耐えられる特徴があります!

「空気圧管理」という面以外にも、メリットが多いので交換することをおすすめいたします(^.^)

 

 

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

英式バルブの空気圧を精度高めに行うには、やはり難しいと思います。

きっちりやりたい方は「米式バルブ化(エアチェックアダプター取付)」や「フレンチバルブ化」が良いと思います。

ある程度で良いなら、簡単な「スーパーバルブ化」もおすすめです!

ぜひ参考にしてくださいね~(^.^)

今回はこのへんで~

ではまた~(^^)/~

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コメント

  1. Sheepfactry より:

    バルブスペーサーは、Mitasのルベナ(仏式バルブ仕様)に付属のバルブナットが同形状なので、ルベナチューブを買うと別途購入の必要がなかったのです。ですが、最近はMitasのチューブは入手性が悪くなっているのでその手が使えなくなってきてます。

    https://www.trisports.jp/brand/mitas-rubena-tube/

    ちなみに、私は一時期ロードバイクにルベナライトばかり使っていたのでバルブスペーサータイプのバルブナットの手持ちがあったりします。現在は、ルベナライトは廃盤なのか代理店のトライスポーツのサイトにも掲載がありません。85g程と軽量なのに800円くらいだったので愛用していたのです。

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