おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回も視聴者様のご質問にお答えしていきたいと思います。
今回は輪行用に14インチの折りたたみ自転車をご検討されている方からのご質問です!
では質問内容から見ていきましょう~(^.^)/
質問内容

はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいています。
質問なのですが、夫婦で輪行旅行を考えています。
以前、古賀様のブログで14インチ折りたたみをご紹介していますが、私たちが検討しているDAHON Faroutがおすすめにありませんでした。
重量が重いのが気になりますが、DAHONが欲しいなと思っています。
古賀さんから見てfaroutはおすすめ出来ますでしょうか?
お時間あるときに見ていただけると幸いです。
というご質問です。
おそらく見ていただいたと思われるブログ記事はコチラです↓


14インチのおすすめ車種を5台紹介しているのですが、確かにご質問者様が検討しているDAHON Faroutは入っていません(^-^;
この記事を書いたのは2023年4月なので 、当時faroutは販売されていなかったと思います。
では、このFaroutが私のおすすめTOP5に食い込めるのか?一緒にスペックを確認していきましょう~(^.^)
外観
価格

↑がDAHON Farout(ファーラウト)になります!
調べたところ2024年12月1日に発売されたモデルのようです。
定価42,900円なので、DAHONの中では廉価モデルになります。
Amazonではカラーによっては3万円台半ばになってます。
コレは期待できますね~(^.^)

14インチの小径タイヤにVブレーキ・大径チェーンリングが採用されたシングルギアのミニベロになります。
ハンドルポストも伸縮出来て140~180㎝の方まで対応出来るサイズ感となっています。
DAHONあるあるのママチャリヤグラがやや残念ですが、サドルの位置調整の幅が広がるので、ステムでハンドルバーまでの調整が出来ない折りたたみ自転車には悪くはない仕様ですね~
カラー




カラー展開は4展開で、全てマット調のカラーになります。
ただ、男性にも女性にも合わせやすいカラー展開ですね~(^.^)
Deltech

FaroutにもDeltechが採用されているため、フレーム剛性を高めています。
ただ、耐荷重がどのくらいまで大丈夫なのかは記載がありませんでした(^-^;
一般的な100㎏前後くらいでしょうか?
気になる方はDAHONに直接ご確認くださいm(__)m
折りたたみ機構・重量

↑折りたたむとこんな感じです。
折りたたみペダルが標準装備ですね~
ハンドルは左折れで、前後タイヤの間に畳まれています。
フォールディングサイズは、高さ74cm×幅67cm×奥行38cmとなります。
重量はペダル・スタンド込みで11.1㎏、ペダル・スタンドを無しで10.5㎏となります。
サイズ感や重量は後ほど他車比較してご説明しますね~
では、走りに肝心のスペックを見ていきましょう~
スペック
フレーム・フォーク

フレーム・フォーク共にHi-Ten steelになります。
質問の中に「重いのが気になる」と書かれていましたが、このスチールフレームが重いのだと思われます。
アルミより振動吸収性が高いハイテンですが、折りたたみ自転車はタイヤが太めのモノが多く、タイヤで十分に振動を吸収できるため、フレーム素材の吸収性を感じ取れる人はほとんどいないと思います。
ここは短所かもしれませんね~(^-^;
ハンドル周り

ハンドルは500㎜のストレートハンドルで素材はアルミです。
グリップはお安めの丸グリップで、ブレーキレバーは2.5フィンガーのレバーが付いています。
スペック表には「WL-324P 2.5 totally plast」と書かれていますが、画像を拡大するとレバーに「Winzip」と書かれているような気がします。
Winzipは格安通販自転車に良く使われているパーツメーカーです。
素材もおそらく樹脂製だと思います。
結構コストダウンしているイメージですね~(^-^;
ブレーキ・タイヤ

ブレーキは「WB-987D」とスペック表に記載がありますが、見た感じノーブランド品と変らない感じです。
タイヤはCST製の14×1.95とかなり太めなサイズが付いています。
安定感はありますが、重量増もしてしまうためやや微妙なチョイスですね~
サドル・シートポスト

サドルはDAHONのロゴが付いたクッションサドルで、シートポストは33.9㎜径の580㎜長になります。
ママチャリヤグラは価格を考えれば仕方ないのかもしれませんね~(^-^;
クランク周り

クランク長165㎜の短めのアルミクランクに、一体型のチェーンリング52Tが付きます。
クランク奥に見えるアメリカ国旗のステッカーが高級感を出してますね~www
この辺は悪くないですよ~
リア周り

リアはシングルスピードで、コグの歯数は14Tになります。
フロント52T・リア14Tなのでギア比は3.71になります。
私がおすすめしている他社メーカーと比較すると、最も軽いギア比になります。
この辺は賛否別れるところですが、平地メインならちょっと物足りない気がしますね~
以上を踏まえて、今回の質問者様におすすめ出来るか?おすすめTOP5に入れるべきか?を発表しますね~(^.^)
TOP5入りなるか?

結論を先に書くと、第5位のカノーバー CA-M1よりは万人におすすめ出来そうなので【第5位】にしたいと思います。(TOP 5の記事は後日書き換えたいと思いますm(__)m)
しかしその上の順位の自転車とは大きく水をあけられている印象です。
今回は正直にFaroutの残念なポイントをお伝えしましょう~
残念ポイント3選
重量

まずは質問者様も気になっている重量です。
14インチ車で11.1㎏はやはり重いです(^-^;
TOP4の重量は7.8~8.7㎏なので、2.4~3.3㎏も重量差があります。
自転車にゆっくり乗っているだけなら大した差ではありませんが、輪行となると担いでる時間もかなりあります。
500mlのペットボトル5~7本分を常に余計に持ち歩くのはかなりの負担です!
輪行はやはり軽さ命ですね~
折りたたみサイズ

折りたたみサイズも他車に比べディスアドバンテージとなっています。
Faroutの3サイズは高さ74cm×幅67cm×奥行38cmです。
一方他社のサイズ感は・・・

ルノーのLIGHT8がこんな感じです↑
3辺とも負けてますね~(^-^;

キャプテンスタッグ リライトは「63×35×57cm」と更に小ぶりになります!
輪行するならやはり小さい方が正義です。
折りたたみサイズもやや残念な感じですね~(^-^;
ギア比

ギア比とは「フロントギアの歯数÷リアコグの歯数」で求められます。
スペックの章で「ギア比は3.71と軽め」とお伝えしました。
シングルギアなので、軽めのギア比は平地ではスピードが出しにくいですが登り坂が有利になります。
使い方によって、ギア比は重めだ良かったり、軽めが良かったりするのでどちらが良いかは一概には言えないのですが、、、

旅先での使用を考えると、重めの方が良いと思います。
なぜなら目的地までかなりの距離があったり、アップダウンが激しい場合はバスやタクシーという選択も出来ます。
比較的近めだったり、ほぼ平坦なら自転車で移動しようとなると思います。
14インチ車のギア比重めは、一般的な自転車よりもやや軽いくらいになります。
厳密に言うと「やや軽め」vs「かなり軽め」の比較なのですが、平坦なら「やや軽め」が移動時間が少なくて済むので良いということです。
ちなみにライバルのギア比は・・・

リライトはフロント50T×リア11Tで4.54です!

2位のPROVROSは、フロント52T×リア11Tで4.72となっています。
Faroutの3.72は相当軽めですね~
以上の3点を許容できるならアリだと思いますよ~
販売情報

ということで、やや厳しめな評価をさせていただきましたが、やはり「DAHON」というブランドは強いのも確かです。
「修三、ごちゃごちゃうるせ~。おいらはDAHONに乗りたいんだ~」ってもいらっしゃると思います!
決して止めませんよ~(^.^)
ぜひ商品ページでもが確認くださいね~
販売ページはコチラ↓
「やっぱり、ちょっと他も気になるな~💦」って方はコチラをご覧ください↓

まとめ

いかがだったでしょうか?
厳しめな評価をしましたが、全くダメって訳ではありません。
私が過去におすすめした他車メーカーと比べたら、イマイチなところが散見されますね~って感じです(^-^;
新興メーカーのクオリティーが上がって来て、老舗メーカーがコストダウンしてきて、スペックの逆転現象が起きてきた気がします!
あなたはブランドで選びますか?スペックで選びますか?
今回はこのへんで~
ではまた~(^.^)/~~~
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