おはようございます。古賀修三です(^.^)
最近「TOTEMのロードバイクの解説をお願いします」と立て続けにコメントを頂いておりました!
ネットで画像検索すると、過去にも取り上げたモデルがズラッと並んでいるのですが、今年発売されたという「エアロフレーム」のTOTEMを発見しました!
↑コチラです!
18段変速のSORAモデル(79,800円)と、16段変速のクラリスモデル(69,800円)があるようです!
そして今までのTOTEMとは、デザイン・型番・販売店が違います。
楽天のみで販売されているのですが、販売ページに「TOTEM BIKES」の公式サイトのリンクや、TOTEM BIKESのブランド紹介画像や動画があらゆるところに配置されています。
「ちょっと今までのTOTEMとは違うぞ~」って感じ満載なので、今回ご紹介するロードバイクも、今までのイメージをすべて捨てて、フラットな解説をしていきたいと思います!
では行ってみましょう~(^.^)
TOTEM TR4.0 SORA
外観
↑はSORAモデルのTR4.0です!
太いエアロフレームにブラックリムがカッコいいですよね~(^.^)
カラーは全部で6展開あります↓
そしてパッと見で気になるのは、ブレーキ・シフトワイヤー共にフル内装になっているところです!
ステム・コラムが太くなっているので、そこからワイヤーがフレーム内を通っているのだと思います。
この価格で、ワイヤーフル内装とは驚きです( ゚Д゚)
フレーム剛性にも力を入れているようですが、「何との比較なのか?」が分からないので、ここはスルーしておきましょう(^-^;
この画像から分かるのは、「溶接がキレイ」なのは、ハッキリわかりますね~(^.^)
私的に一番気になるのが、シートポストがエアロ形状をしているところです!
カッコよいのは良いのですが、専用パーツになります。
シートポストは壊れるようなところではありませんが、シートクランプは締めすぎて、ねじ山を崩してしまう人がいます。
補修パーツを手配してもらえるか?は気になるところですね~
そして、今回のバイクが今までのTOTEMと大きく違うところは、フレームサイズ展開があるところです!
430mm (適応身長153cm~164cm)
460mm (適応身長164cm~173cm)
490mm (適応身長170cm~180cm)
520mm (適応身長178cm~186cm)
4展開されているので、子供や女性~大柄な男性までカバーできています!
「ルック車」と呼ばれるものは、1サイズのモノがほとんどでしたが、コレは違いますね~
注意)適正身長は次項の「ジオメトリー表」を参考にしてくださいm(__)m
ジオメトリー(適正身長)
【追記】ジオメトリー表をユーチューブ視聴者様より頂きました↓
↑は中国のショッピングサイト「タオバオ」のTOTEMのサイトに掲載されているモノです!
適正身長が楽天の販売サイトと大きく異なります!
サイズ選びにお気を付けくださいm(__)m
では、肝心のスペックを見ていきましょう~(^.^)/
スペック
スペック表はコチラです↓
ブランド | TOTEM |
---|---|
フレーム | 700C アルミニウム合金 6061 T6 特許取得素材 発明特許コード:ZL 2013 1 0519910.6 |
トップチューブサイズ | 430mm (適応身長153cm~164cm) 460mm (適応身長164cm~173cm) 490mm (適応身長170cm~180cm) 520mm (適応身長178cm~186cm) |
フォーク | 一体式 アルミニウム合金 6061 T6 特許取得素材 発明特許コード:ZL 2013 1 0519910.6 |
タイヤ | CST 700c×25c |
カラー | ブラック ホワイト グレー グリーン レッド イェロー |
本体重量 | 11.2kg |
変速段数 | 18段(シマノ製) |
シフター | SHIMANO ST-R3000 |
フロントディレイラー | SHIMANO FD-R3000 |
リアディレイラー | SHIMANO RD-R3000 |
チェーンリング | ホローテッククランク 50/34T |
カセットスプロケット | 11-28T |
ハブ | 24H |
モデル年式 | 2023年 |
残念ながら、スペック表がお粗末です(*´Д`)
※「トップチューブサイズ」の欄は「シートチューブサイズ」の間違いだと思われます!
ジオメトリーも無いようなので、ややサイズ選びに不安が…💦
ネット上にもどこにも見当たりませんでした。
では、画像から分かる範囲でスペックを解説していきましょう~
フレームはアルミ、フォークもアルミです!
エンドはスルーアクスル対応になっています。
この価格やルック車ではありえないですよ~(^.^)
タイヤはチェンシンタイヤの25Cです!
フォークとタイヤには十分なクリアランスがあるので、28Cなら余裕で履けそうですね~
ディスクブレーキに関する記載が無いのですが、ワイヤー引きのメカニカルタイプだと思います。
クランクは5アームの2ピースクランクです!
スペック表に「ホローテッククランク」と記載されていますので、シマノのホローテックの互換品だと思います(メーカーは不明)
STIレバー、前後ディレイラーはシマノのR3000 SORAです!
何となくリアディレイラーのゲージが長く見えますね~
ロングゲージのGSタイプかもしれませんね~
リアエンドもスルーアクスル対応ですね~(^.^)
スプロケットは11-28Tです!
ロックリングの印字の最後が「EK」となっているので、最近よく見かける中華ブランドの「SUGEK」のスプロケだと思います。
全体的に評価すると、今まで日本で売られていたモデルとはちょっと違う感じです!
シートポスト・シートクランプ等の補修パーツの調達がやや気になりますが、良い感じだと思いますよ~(^.^)
なんといってもSORAコンポで79,800円ですからね~
衝撃価格ですよ~www
ぜひ販売ページで確認してください。
TR4.0の販売ページはコチラ↓
TOTEM TR3.0 CLARIS
外観
次はクラリスモデルの「TR3.0」を見ていきましょう~
全体の印象は4.0と同じですが、こちらはスルーアクスルではなく、「クイックリリース」になっていますね~
カラー展開は、ブラック・ホワイト・グレー・グリーン・ピンクの5色展開です!
フレームサイズは↓の3展開となります!
430mm (適応身長153cm~164cm)
460mm (適応身長164cm~173cm)
490mm (適応身長170cm~180cm)
フレーム形状は4.0とそっくりなので、エンドだけクイックリリースに変えたのかな~という感じですね~
スペック
STIはR2000クラリスになります!
ホイールやブレーキも4.0と変らない感じですね~
クランクはホローテックタイプから、3ピース(おそらくカートリッジBB)のプロホイール製に変わっていますね~
前後ディレイラーもR2000クラリスです!
スプロケは11-28Tで、こちらもシマノ製では無いと思います。
3.0はホワイトカラーでも、ホイールはブラックのままですね~
こっちの方が良いような…(^-^;
ということで、こちらもクラリス組でエアロフレーム・ディスクブレーキモデルが69,800円と衝撃の価格となっております!
シートクランプの取り扱いに注意出来る方には良いと思いますよ~(^.^)
販売ページはコチラ↓
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回のTOTEMは一味違いますよね~
海外では「ハイスペックのロードバイクも作っている」というのは知ってはいたのですが、今まで日本で販売されていたTOTEMは、ぶっちゃけ「う~ん」って感じのモノが多かったのが正直なところです(^-^;
しかし、今回のTR4.0と3.0はイメージ的には「SUNPEED」に近い感じのように思えます!
中華色が強めではありますが、品質的にはまずまずなのではないかな~という印象です。
いつも言いますが、「レースに出たい」方向けではなく、サイクリング目的なら良いと思いますよ~(^.^)
この記事の解説動画はコチラ↓
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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コメント
そもそも、「ルック車」って何なんでしょう?
この言葉の起こりは、昔MTBが流行った頃
中国製なんかの安いMTBには
「山道は走らないでくれ」って注意書きがありました
(要は強度不足)
MTBなのに山を走れない、だから「ルック車」って言われたと認識しています
その後、MTBが廃れて、多分MTBのパーツラインを生かすためにクロスバイクってのを
業界をあげて必死にブームを作った時に
(本来はロードとのパーツ互換を考えれば、ユーザ目線ではフラットバーロードの方が優位だったと思います、特にエンド幅が痛い
世間一般では、米国の青年がMTBに細いタイヤをはかせて良いとこどりとか言ってますが)
知識は無いが声が大きい人達が、何だか安いクロスやロードを感覚で「ルック車」って言い始めて定義があいまいになった気がします
(ロードもクロスもオンロード仕様でオンロード走行可能なのですから、本来は「ルック車」なんて存在しないはずなのです)
今、「ルック車」に明確な定義はあるのでしょうか?
(ボスフリー?)
明確な定義がない中で、コイツはどっちなんだい?とか言ってみても意味は無いかと
(あと、個人的にはTOTEMよりTwitterが良いと思っていたのですが、全然普及しないですね)
又、ホローテックはクランクそのものが中空になっているもので
R2000やR3000のようにクランク軸が一体で中空でもホローテックではありません