【マウンテンバイク レストア】10年以上放置したマウンテンバイクを街乗り仕様に変更!(オーバーホール)

その他の自転車

フリマサイトにオーバーホールした自転車を出品させて戴いているのですが、

先日、「古いマウンテンバイクを持っているのですがオーバーホール出来ますか?」というコメントを戴きお受けすることになりました。

ま~、現在は半ば壊れた自転車をレストアして出品しているのですが後々は「自転車のオーバーホール」という作業を出品しようと思っていたので、予定より早い時期に「オーバーホール」というご注文を戴くことになりました<(_ _)>

 

2017年7月

メールでのやり取りで車種をお伺いしたところ「サイクルワールドのPA202」との回答が来たときにネットで調べたのですが詳細が分からず見せて戴いたら超高級マウンテンバイクでした(^_^;)

フレームの素材はアルミ、リア三角が特徴的なデザインのフレームです。

 

 

 

メインコンポはデオーレLXです!

 

ハブまでデオーレLX。

長期に渡って室内保管されていたらしくホコリが溜まっておりますが、ボルトを含めてパーツは全く錆びていませんでした。

やっぱり室内保管は状態がいいですね~

 

リムはアラヤ。

 

タイヤはIRCでした。

26×2.10のブロックタイヤです。

ご依頼主様に使用用途をお伺いしたところ普段乗りで山は走らないとのことでしたので、今回は街乗り仕様にしていきます。

 

ブレーキレバーとシフターはこんな感じの仕様です。

品番をきちんと確認していないのですがおそらくLXグレードなのかな?(^_^;)

今回受入時に一番気になったのがシフターです!

レバーを押してもカチカチッと引っかかりがありません

使えるといいのですが…

 

ステムはニット―。

 

サスはロックショックスです!

 

VブレーキもLXなのかな?(^_^;) (品番未確認です。)

 

ヘッドパーツはダイアコンペ。

 

サドルはアボセット?とお読みすればよいのでしょうか?

 

 

 

ワイヤーもしっかりシマノが使われています。

15万ぐらいのロードでもシマノでは無かったりしますのでおいくらするバイクなのでしょうか?

気になります(笑)

 

グランジの大型バーエンドバーが付いています。

 

こんなステッカーまで貼ってありました。

凄いメーカーなんですね~

というわけで表面のホコリを一通り取り払いバラシに入ります。

 

 

 

シートクランプが逆向きに取り付けられてると思ったら切り込みも前側にありましたのでこういう仕様なんですね~(^_^.)

 

ブレーキワイヤーはこんなところに収まっていました(*_*) 

いろんな仕様があるんですね~

 

グリップはバーエンドバーを取り付けるためなのかカットした跡が…

こんな感じでドンドン外していきます。

 

とりあえずここまで外して初日は終了です!

 

 

 

で、2日目です(笑)

時間が無いので立て続けにいきます!

 

フロントフォークを外しました。

 

ヘッドパーツはリテーナー付きのベアリングでした。

組み付けの時に間違わないようにワッシャーやシールなどの順番や向きを覚えておきます。

一度取り外し後で洗浄とグリスアップを行います。

 

Vブレーキを外し清掃しました。

 

良くあることなのですがブレーキシューに金属や小石が付着していることがあります。

これがあるとブレーキを掛ける度にヤスリで金属を削っているような嫌な音がします。

もちろんリムも痛めてしまうので取り外します。

 

とれました(^_^)

 

クランクを外しました。

 

BBは四角テーパー。

油汚れはありますが軸を回すとスムーズに回転してくれます。

まだまだ使えそうです!

 

 

 

チェーンリングを外しました。

 

この辺も良く汚れるところなので分解しないと清掃出来ません。

 

清掃して再度組み付け!

ピカピカになりました(^.^)

歯もさほど削れていないのでそんなに走行距離は多くなさそうです。

 

ここまでバラけました。

今回チェーンは切らないという選択をしましたので付きっぱなしになります!

リアディレーラーはプーリーを分解して外しますがフロントディレーラーはチェーンに付きっぱなしで清掃します。

 

外したパーツもドンドン増えていきますのでキチンと仕分けておかないといけませんね~。

ここで2日目終了です!

 

 

 

それでは続きです(^.^)

一番気になつていたシフターに取りかかります。 

 

細かいボルトを外しクリーニングしていきます。  

 

本体は左右ともこんな感じになっていました。

グリスまみれです。

予測通り経年劣化のためグリスが乾燥して固くなりレバーを戻すバネの動き阻害してました。

パーツクリーナーでグリスを溶かしていきます。

何度か動作確認をしているうちにカチッカチッと正常に動くようになりました(^.^)

このように長年バイクを使わないとグリスが硬化して部品の動きを悪くしてしまいます。

自転車屋さんではシフターの分解整備はしてもらえないでしょうから、分解は自己責任で行うことになります。

私は3度ほど同じ症状のシフターを整備しましたので今回もその経験が活きました(^^) 

 

 左右ともOKです。

   

リアディレーラーを外しました。

   

プーリーは油が固着してます。  

 

クリーニングしてグリスアップしていきます。

 

  BBもクリーニング。

シャフト長は113mmでした。 

 

 

 

  ヘッドパーツとシートクランプ、フィキシングボルトをクリーニング。 

  

ブレーキレバーもきれいになりました(^.^)

HとLの調整ボルトは何の調整なんでしょう?

ワイヤーの引き量なのかな?

とりあえずこのままで後で調べておきましょう。 

 

 フロントディレーラーを外します。  

 

チェーンに付いたままクリーニングしました。 

 で、いよいよフレームのクリーニングです。 

 

フレームも結構汚れてますm(_ _)m 

 

 

 

 パーツクリーナーで油汚れを落としてからワックスをかけました! 

 

 フロントフォークもワックスをかけました。

 

  サドルの裏は埃が付着しているので清掃。  

 

きれいになりました(^.^)  

 

タイヤはヒビが出ているので交換ですね。

このくらいなら使えないことはないとは思いますが、使っているうちにもし急に異変が起こったときに使用者が気付けるか?

直ぐに治せるか?を考慮し交換という選択をしました<(_ _)>  

 

チューブは預かった日に空気を入れて3日ほど放置して置いたのですが、エアー漏れはしてませんでした。

肉厚ですしタイヤに包まれていたので紫外線を浴びることなく柔軟性もありますので、今回は交換しないで使うことにしました。 

 

今回は26×1.5のタイヤを使おうと思っていたので規格の下限ギリギリですが使えます(^.^) 

1.50と2.10ではタイヤ幅がかなり違います。

ワイドレンジで下限ギリギリのチューブをはめるのは難しいです。

細いタイヤに大きめのチューブを入れるとエアーが入っていないときはたるみが大きく、ビートに噛みこんでしまう可能性が増します。

そのままエアーを入れてしまうとチューブが切れてパンクしてしまいますので気をつけなくてはいけません。

チューブは上限近くのモノを選ぶと比較的楽に交換出来ます。  

ちなみにバルブはフレンチです。

フレンチバルブのマウンテンバイク用のチューブは、英式・米式に比べお高いという理由もあります(^^;  

シフターも治ったしチューブが使えることがわかったので、今回の全ての交換パーツが決まりました。

 前後タイヤとワイヤー一式のみです(*^^*)

約20年落ちの自転車をレストアするのは今回3台目ですが、だいたいいつもこんなもんです。

錆が酷かったりする自転車でも追加でチェーンくらいです!

ロードだとバーテープを追加するくらいですね~(^_^) 

私は使えるものは使う主義なので簡単にはパーツ交換しません。

パーツもコスパ重視なので必要以上の高級パーツも使いません。

低予算で自転車メンテを行っております(*^^*) 

あと、スタンドを付けた方がいいと思いお薦めしたら、「あった方がいい」とのことなので、スタンドも発注しました。

 

 

  

ハブのオーバーホールに移ります。

 

 ベアリングの状態も全く問題ありませんでした。

グリスも十分残ってます。

このまま戻しても良いくらいでしたが、一応クリーニングとグリスアップと玉押し調整しました。

 

  スプロケもクリーニング。

ここでパーツクリーナーが切れてしまいました。翌日に持ち越しです(笑)  

  

  

 

翌日、前輪も同様にクリーニング。 

  

タイヤは元から付いていたタイヤと同じIRCにしました。

 

ご依頼者様はスリックタイヤに少々不安があるようでしたので、サイドに溝のあるセミスリックを選びました。

 

サイドの赤いラインが少しうねっています(^^;

機能上は問題ございませんのでご了承下さいm(_ _)m 

  

  

 

ホイールにはめました!

赤いラインがかっこいいですね~(*^^*)  

これでやっとこパーツの洗浄が終わりました。

 

これから組み上げ開始です! 

 

 子どもにスマホを取り上げられ、画像が撮れずここまで進んでしまいました(笑) 

 

 サイドスタンドを付けていきます。

リアのフレームが特殊な形状なのでセンタースタンドを選びました。

アルミだし外観も損なわない使い勝手のいいスタンドです。

created by Rinker
サイクルデザイン(cycledesign)
¥1,436 (2024/06/21 23:47:10時点 Amazon調べ-詳細)

  

  

 

BB後ろのステーに挟み込みます。 

 

 直接挟むとフレームに傷がつくのでゴム板を噛ませます。 

 上から押さえるプレートにもゴム板を噛ませボルトを締めます。

 

スタンドを大体で取り付け角度調整していきます。

 

上からと後ろから確認しペダリング時に脚に当たらない様に、またホイールに当たらない様に位置を決めていきます。  

 

位置が決まりホイールを履かせて立ててみました。

大丈夫そうです!

このスタンドはシートチューブと後輪に十分なクリアランスが無いと取り付け出来ませんので、事前に確認しておかないといけません。  

 

 

 

  マウンテンバイクのハンドルバーは58cm位が主流です。

今回のバイクは実測57cmでした。

悪路を走るにはバーは長い方が安定するので良いのですが、普段乗りではデメリットの方が多いです!

 

今回はシティーサイクル並みの50cm幅にカットさせていただきました。 

created by Rinker
SK11(エスケー11)
¥1,352 (2024/06/21 15:14:51時点 Amazon調べ-詳細)

  

  

 

バーエンドバーは今回は取り付けないことに…

傷が多いので外観を損なうことと、大型なのでどこかに引っかけて危ない目に会う可能性もあります。  

 

ワイヤーを張って、一通り組み上がりました。

ブレーキレバーのHとLは予想通り引き量の調整でした。  

アウターワイヤーは白色にしました。

created by Rinker
TFM
¥500 (2024/06/21 16:18:55時点 Amazon調べ-詳細)

 

 

 

シートチューブ付近はこんな感じに… 

 

  リアディレーラーに繋がるアウターワイヤーはタイヤに合わせて赤にしました(^^;

 

車体をひっくり返してムの振れを確認しました。

(振れとり台やスポークテンションメーターのような高価な機材はありませんので、アナログ方式で行っております(^^;)

 

そんなに振れもないのでこのままでいいかなぁと思ったのですが、スポークを握ると張りが弱い感じです。 

 前輪は全てのニップルを約1周ほど締めました。 

created by Rinker
ホーザン(HOZAN)
¥620 (2024/06/21 16:29:36時点 Amazon調べ-詳細)

  

 リフレクターは元々右のステーに付いていたのですが、シフトワイヤーと干渉の恐れがあるので左に移動。

ボルトの飛び出し量が結構あるので逆さにしました。

 

  フロントディレーラーとリアディレーラーの調整を行いました!

付加のかかっているときとかかってないときでは変わってしまうので、何度か実走して時間をかけて調整する必要があります。

  で、翌日通勤で往復7キロを試走しました。

 

 

   

ワイヤーの取り回しを変えました。

フロントディレーラーに繋がるシフトワイヤーの張りが強いので、通常の左から通すとハンドリングに微かに影響があります!

無理の少ない右から回すことにしました。

 

  サドル形状がやや特徴のあるタイプです。

前側がこのくらい上がったポジションが私には乗りやすいです(おしりがのる部分が平行くらいでしょうか)。

ここは使用者様の好みもあるので使ってみて調整していただきましょう(^.^)  

 

リムの継ぎ目からだと思われますが、フロントブレーキを強めにかけるとジャダが出ます。

シューの位置をやや下にずらしたら少しは良くなりましたが完全には消えませんでした。

使っていくうちにシューによって段差が削れて無くなると思いますのでしばらくは様子をみながらお使いいただくことになりますm(_ _)m 

 

 フロントサス付きなので当たり前ですがブレーキをかけるとサスが沈みます。

ちょっとストロークし過ぎな感じでしたので、調整レバーを締めて硬めにしました。

これも好みに合わせてお使い下さい。

 ディレーラー調整も実走すると全く合いません(*_*)

私の技術不足も多分にあると思いますが、何度も何度も繰り返しの調整が必要です。

もっと腕を磨かないといけませんね~(^^;

1度試走したことで多少初期伸びがとれたと思います。

 もう一度、通勤で試走して再度調整を追い込んで行きたいと思います。

 

   

 

それでは今回で完結となります。

再度、通勤で約7キロ試走しました!

 変速も調整を繰り返し、問題なく決まるようになりました(^^;  

 

センタースタンドは跳ね上げるとズレて来てしまいました。

結構きつめに締めましたがそれでも締め付けが甘かったようです。

跳ね上げのバネが強いので結構振動がきます。

木工用ボンドをボルトに塗り、緩み止め対策をしました。  

 

ブレーキシューをずらすことによってブレーキ時の振動もかなり改善されました。 

 と言うことで、一応今回のオーバーホールは完成です(^.^) 

私はあまり重量は気にしないタイプなのですが、一応測ってみました! 

11.8キロでした!

 スタンドが300g、ペダルもおそらく300gはあるでしょうから、本体は11.2キロと言うことになります。

サスペンション付でこの重量は驚きですね~!

その辺のクロスバイクよりよっぽど軽いです!

 乗った感じはサス付で1.5幅のタイヤなので多少の凸凹道でも平気で走れます。

街乗りでは非常に扱いやすいです。

それでいて軽いしタイヤもオンロード仕様なのでスピード維持も楽です。

非常にバランスがいいですね~ 

あとは、私のクロスバイクに比べてシフター・ブレーキのクヲリティーが数段いいですね~

シフターはレバー操作が軽くショートストロークで気持ちいいです。

ブレーキはレバーの遊び分の引きが軽くブレーキの効き始めからロック寸前までのコントロール範囲が広いです!

古くなっても良いものはいいですね~ 

 

ビフォー
  アフター

  私も通勤用に軽いサス付の街乗りマウンテンバイクが欲しくなりました(^^; 

いや~、良いものに触れられて勉強になりましたm(_ _)m  

今回の交換パーツは…

タイヤ前後…5000円

ワイヤー一式…1000円

スタンド…1000円

合計7000円でした!

いや~、今回もお安く仕上げることが出来ましたw

ではまた~(^.^)/~~~

コチラの記事もおすすめです↓

【すいません】古いマウンテンバイクの高額カスタム依頼をお断りした理由【25年落ち スペシャライズド HARDROCK FSの再生】
おはようございます。古賀修三です(^.^) 今回もYoutube視聴者様のご依頼で、古~いマウンテンバイクの整備のご依頼を頂きましたm(__)m   ↑はお問い合わせ時に頂いた画像です。 スペシャライズドのHARDROCKというモデルで、1...
22年前のマウンテンバイクを11速化・ドロップハンドル化・カーボンフォーク化・ディスクブレーキ化出来るか?①
おはようございます。古賀修三です(^.^) 今回はユーチューブ視聴者様からのご依頼で、「古いマウンテンバイクをドロハン化・105化・フロントサスをリジッド化・メカディスク化してほしい」とご依頼を頂きました。 海外のMTBカスタム動画を見て「...
【マウンテンバイク】通勤・通学・普段使い仕様に!おすすめカスタム5選
おはようございます。古賀修三です(^.^) 最近普段使いにイチオシのMTBですが、実は多少はカスタムしないと普段使い用としてはNGなところがあります! また、ちょっとカスタムすることで劇的に変わるアイテムもあります! なので、今回は普段使い...

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました