おはようございます。古賀修三です(^^)
今回は5ヶ月前にアニマート ブリッグスの組立サポートをご利用した方から、転倒によりブレーキが利かなくなった方からのご質問です。
折角の機会なので、今回のケースでの「修理方法」と「交換パーツの選び方」、そして「パーツ交換の判断の仕方」まで、じっくり解説していきたいと思います。
では行ってみましょう~(^^)/
質問内容

題名:アニマート ブリッグスのブレーキ不具合について
お問い合わせ内容:
古賀様
amazonから購入したアニマート ブリッグスを2026/5/9に無料組立サポート動画を拝見して組み立て完了し、利用していましたが、先日、運転ミスにより転倒した後、前輪ブレーキが全く効かない状態になってしまいました。
調整では元の状態に戻らない(インナーリード部分とブレーキワイヤー調整ねじの破損?)ため、部品を購入し交換が必要と思われますが、どんなパーツを購入すればよいのかわかりません。ご教示いただくことは可能でしょうか?
よろしくお願いします。
というご質問です。
画像を見て最初の返信内容はコチラ↓
転倒されたんですね。お体は無事でしょうか?
ブレーキレバー側の調整ボルトはアウターワイヤーが外れているだけに見えるのですが・・・
おそらく交換しないで大丈夫だと思います。
左のレバーと同じようにアウターワイヤーを差し込んでください。
リードパイプはVブレーキのストッパーに掛かるところが破損しているように見えます。
リードパイプは交換が必要ですね。https://link.amazon/B0dVvKUie
ブレーキからボルトを緩めて、インナーワイヤーを取り外し、インナーワイヤーのエンドキャップを取り外し、リードパイプを交換すれば治ると思いますよ。
折角なので後日修理動画を作ります。
とりあえずリードパイプを購入しておいてください<m(__)m>
すると次の質問が来ました↓
古賀様
早速お返事いただきありがとうございます。
リードパイプは購入しましたので届き次第、交換してみます。
ブレーキレバー側ですが、アウターワイヤーを元のようにアジャスターへ差し込もうとしたのですが、転倒の衝撃でアジャスターの径が広がっているようで、スカスカで戻りません。
この場合、アジャスターのみ購入は可能でしょうか?それともブレーキレバーごと購入が必要でしょうか?
お手数ですがよろしくお願いします。
2度目のアジャストボルトの画像を見ても、ワイヤーを外すスリットの間隔も均一だし、アジャストボルトを回してスリット面を撮影しているので、ボルトも普通に回っていると思われます。
ボルト表面に傷が目立ちますが、私には穴が広がってダメになっているようには見えません。
再度返事をしました↓
元々アジャストボルトとブレーキアウターはスカスカの関係です。
正常の左側のレバーを見て、右のボルトが正常よりも広がってるのか? を確認して下さい。
多少広がっていたとしても、ボルトが回り、アジャスターの役割を果たせればそのまま使えます。
取り敢えず、リードパイプが折れているところでインナーワイヤーが詰まっているように見えます。
ブレーキからワイヤーを外し、リードパイプを外して下さい。
明らかに正常でない状態で、他の部分が正常か?を判断するとバイアスが掛かり誤った判断をしがちです。
もし、アジャストボルトが変形して機能を果たしていないなら、その時は交換が必要です!
ボルトのスレッドの径が10㎜のモノと7㎜のタイプがあるので、径を確認して注文しましょう~
リードパイプとアジャストボルトは壊れているの?

まずリードパイプから見ていきましょう~
リードパイプはゴムブーツの手前で折れています。
それは誰が見ても分かると思います。
それ以外にも、左ブレーキアームのステーにリードパイプのストッパーが掛かっていません。
もう一つ気になるのはゴムブーツの右側が膨らんでいるので、リードパイプのストッパーがゴムブーツの中まで潜り込んでしまっていると思われます。
おそらく質問者様は「何が正解か?」を理解していないと思われますが、整備経験が無くても正解は導けます。
一番簡単なのは、正常であるリアブレーキを見ることです。

構造を理解できるまでじっくりと観察すると、フロント側のおかしくなっているところが理解できます。

リードパイプは破断しているところが潰れているように見えるので、インナーワイヤーがパイプ内をスムーズに動けない状態になっていることも予想できます。
Vブレーキアームにストッパーが掛かっていない状態で、リードパイプ破断のためインナーがスムーズに動かない状態、ストッパーがゴムブーツに潜り込んでいる状態だとどんな不具合が起きるのか?を全力で考えましょう~

次にブレーキアジャストボルトの状態を確認します。
リードパイプ同様、参考にするのは正常に動いている左レバーです!

質問文に「アウターワイヤーを元のようにアジャスターへ差し込もうとしたのですが、転倒の衝撃でアジャスターの径が広がっているようで、スカスカで戻りません。」と書いてありましたが、元々がスカスカのパーツです!
左レバーのアジャストボルトと比較して広がっているなら、正確な判断だと言えますが、質問者様の記載の仕方は「元々アジャストボルトとアウターワイヤーはピッタリとハマるモノ」と捉えられる書き方です。

アウターワイヤーがアジャストボルトから外れた理由はリードパイプのストッパーがブレーキに掛かっていないからです!
スカスカだから外れたのではなく、リードパイプを外してブレーキを開放するとアウターは簡単に外れてしまうものです。

また、インナーワイヤーがリードパイプの破断しているところで固定されている場合、リードパイプのアウターワイヤー受けの隙間の余裕が無い場合、インナーとアウターは一緒に動いてしまうため、アジャスターに差し込もうとしてもアウターだけ動かないので差し込めなくなります。
今回のケースの場合、「アジャストボルトの径が開いてインナーが挿せない」という判断は間違っていると思いますよ~
仮に径が広がっていても、アジャストボルトを回すことができ、アジャスターの役目を果たせるなら交換はしなくても直せます。
交換したいのであれば、もちろん交換しても良いと思います<m(__)m>
ボルトのネジキリ部の径が10㎜と7㎜の2タイプがあるので、間違わないようにしてくださいね~
では、修理の仕方を動画でご案内しますね~(^^)/
リードパイプの交換方法
交換方法はコチラの動画をご覧ください↓
まとめ

今回は、転倒でVブレーキが効かなくなったケースをもとに、修理方法と交換パーツの選び方をご紹介しました!
転倒後にブレーキが効かなくなると、「レバーもワイヤーも全部交換しないとダメかな?」と思ってしまいますよね~(^-^;
でも、まずはどこが破損していて、どこは使えるのかを、一つずつ確認することが大切です!
今回のリードパイプのように、ブレーキ本体に引っ掛かる部分が破損している場合は交換が必要です。
一方、アジャストボルトは、アウターワイヤーとの間に隙間があるだけで破損とは限りません。正常な側と比べながら、アウターの端が受け部分に収まり、調整と固定ができるかを確認してくださいね~(^.^)
修理後は、ワイヤーの固定、ブレーキシューの位置、左右の動きを確認し、レバーを何度か握ってもズレや抜けがないかチェックします。
最初は自転車を押しながら効きを確かめ、問題がなければ安全な場所で低速から確認しましょう。不具合が残る場合や、判断に迷う場合は、乗る前に自転車店で点検してもらってくださいね~
原因が分かれば、必要な部分を交換して直せることもあります。焦らず、一つずつ確認していきましょう~(^.^)
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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