おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回は久々に『魔改造』ネタをお伝えします!(シマノ的には絶対にNGなので自己責任案件ですwww)
タイトルでネタバレしておりますが、7速専用ホイール(カセット)で、クラリス化・ソラ化・ティアグラ化・105化が実は可能です!
先日投稿した、「NESTO ファラド(ターニー)」も、ぶっちゃけホイールをそのままにクラリス化は出来るんですね~www
記事はコチラ↓
どのように7速専用ホイールで多段化するのか?ご説明しましょう~
では行ってみましょう~(^^)/
7速専用ホイールとは…
↑は買取品リア7速のクロスバイクに付いていたホイールです!
ディスクブレーキ用で、クイックリリース締めのリアエンド135㎜になります。
リムはアレックスリムで、センチュリオンのクロスバイクに付いていモノのようです!
フリーはこんな感じです。
フリーの先端からナットまでのクリアランスが、8.9.10速用に比べ明らかに広いですね~
フリーの幅を計ると、約31㎜くらいです!
間違いなく7速専用フリーが付いております。
ちなみに8.9.10速用のフリーは35.2㎜、11.12速用は36.85㎜になります。
幅が広い分にはスペーサー等を挟んで流用できるのですが、7速フリーは「狭いのでどうしようもない」というのが世の中の常識です(^-^;
悲しいかな、7速カセットは7速以外のスプロケットを入れられないんですね~
しかし、世の中には禁断の『魔改造』というモノが存在しますwww
今回は、自己責任OKな方にのみ、7速フリーの多段化をご紹介しますね~(^.^)
クラリス化する方法
7速専用のフリーですが、スプロケのスリットは8~12速用と同じです!
「7速以外のスプロケが付けられない」というのは、「幅が足りない」というだけで通すことは出来ます。
8速スプロケットを用意しました!
シマノの11-28T(11/13/15/17/19/21/24/28)です。
13~28Tまでの7枚は連結されており、トップギアの11Tは別体になっています。
こいつを7速フリーに通してみましょう~
取り付けました。
一体型の7枚でフリーの先端とほぼツライチになりました!
この状態でロックリングを締めるとスプロケに遊びが出てしまう可能性があるので・・・
フリーに1.85㎜のフリーホイールスペーサーを入れましょう~
これでスプロケがフリーよりも外側に出たので、スプロケをフリーにしっかり固定できます!
ロックリングを取り合えず手でねじ込みました。
問題なさそうですね~(^.^)
7速フリーに8速スプロケットを取り付け出来ました!
しかし、8速スプロケットの7枚を使ったので、「リア7速」は変わりませんwww
このカスタムで何がしたいかというと・・・
クラリス化です!
取り付けたスプロケは7枚ですが、8速用を使っているため歯と歯のクリアランスは8速に変わっています。
STIは8速用(クラリス)を付けることが出来ます!
「触覚がカッコ悪い」「ターニーじゃ舐められる」とお嘆きのソコのアナタ!
7速専用ホイールのまま、8速スプロケを装着し、STIをクラリスに変えられますよ~www
※R2000クラリスのSTIレバー(ST-R2000)を付ける場合は、フロントディレイラーもR2000(FD-R2000)に変更する必要があります(他のターニーコンポは流用可能)
詳しくはコチラ↓
クラリス化の注意点
8速スプロケットのトップギアを外したわけですが、トップギアにはロックリングが緩まないようにギザギザが付いています!
今回の魔改造では、ギザギザの無い歯にロックリングを締めています!
しっかり締めとけば、そう簡単には緩まないと思いますが、しっかり締めて定期的にチェックすることをおすすめいたしますm(__)m
トラブル発生
クラリス化が終わったところで、ロックリングを外そうと思い、リムーバーを取り付けようとしたら・・・
ロックリングにリムーバーが届きません(*´Д`)
ロックリングとナットの距離が遠いからでしょうか?
別のシマノのリムーバーを入れてみても、やはりロックリングに届きません(*´Д`)
今まで7速カセットのカセットスプロケを何度も外してきましたが、こんなことは初めてです!
なんででしょう(?_?)
とりあえず大外のナットを外してみましょう~
ナットを外したのですが、ものすごく緩く取り付けてありました!
そして↑のスペーサーを外したところで原因が分かりました!
このスペーサーがリムーバーの内径よりも大きいので引っ掛かっていたんですね~(^-^;
リムーバーが届かなかったわけではなく、こいつがストッパーになっていたようです。
前のオーナーはスプロケットを外した時にナットとスペーサーを外したと思われます!
そして、大外のナットをそっと締めたのでしょう~
フリー側のナットを締め込む際には、ダブルナット方式で赤いシールを外す必要があります。
結局ハブシャフトを引き抜いて、玉あたり調整のやり直しということです( ;∀;)
手間のかかるハブですね~orz
よくよく見ると、左右でハブシャフトの出具合が違いますね~(^-^;
これは左右ともナットを一度外されているかもしれません。
センター出しも含めて一度ばらさないとダメそうですね~(^-^;
以前、買取ホイールでトラブったことがあったのですが、ハブ等をいじってちょっとおかしくなっているモノは、ぜひ告知をお願いいたしますm(__)m
気を取り直して、スペーサーが外れたのでコレでリムーバーが差せそうです!
指せました(^.^)
やはりペーサーがストッパーだったようです!
これでやっと外せました(^-^;
次は9速スプロケットを試していきましょう~
SORA化する方法
次は9速スプロケットを用意しました!
シマノの11-32T(歯数構成 11-12-14-16-18-21-24-28-32T)です。
1~7速までは一体型で、8・9速は別体となっています。
一体型の7速までを入れるとこんな感じです!
8速スプロケに比べ歯のクリアランスが狭い分、フリーがスプロケットよりも出てますね~
8枚目の12Tを入れてみました!
良い感じにフリーよりスプロケが外に出てます(^.^)
よく見ると、大外ではないギアですが「ギザギザ」が付付いてます。
これでロックリングを締めればOKそうですが、実はそう簡単ではないんですね~
右がデフォルトの11T用のロックリングで、左の大きい方が在庫していた12T用のロックリングです!
トップギアに合わせてロックリングの大きさが違うんです。
今回は12Tのギアに付けるので、大きい方のロックリングに変更する必要があります。
Amazonで売ってますよ↓
ロックリングを締めるとこんな感じです!
う~ん良い感じですね~
これで7速専用ホイールに8枚の9速スプロケットを付けることが出来ました。
これでリア8速のSORAが爆誕しますwww
ちなみにSORA化の場合は、7速コンポのままでは厳しいです。コンポ一式を9速用に変更する必要があります!
SORA化はちょっとお金のかかるカスタムになりますm(__)m
ティアグラ・105化する方法
では10速スプロケも試してみましょう~
TIAGRAや5700 105化が見えてきますwww
今回用意したのは、5600 105の12-25T(12-13-14-15-16-17-19-21-23-25)です!
1~3速までは一体型で、後はバラバラです!
ロックリングは元々12T用が付いています。
9速まで入りました!
7速フリーで9速化が出来そうですwww
フリーとスプロケはツライチですね~
8速の時と同じように1.85㎜のスペーサーを入れれば完成ですが・・・
13Tを外してトップギアの12Tを入れてみました!
ギザギザの分がフリーよりも外に出たので、このままロックリングを締められそうです(゜o゜)
締められましたね~(^.^)
トップギアを12にするか?、スペーサーを入れて13Tにするか?はたまた他のギアを外すいろいろな選択肢がありますね~
これで10速スプロケットを使った9速化が可能です!
今回のカスタムも、コンポは全て10速用に変更する必要があるのでお気を付けくださいね~
また、4700TIAGRAとそれ以外の10速(5700・5600・4600など)は互換性が無いので、統一することをおすすめいたしますm(__)m
まとめ
いかがだったでしょうか?
シマノ互換のフリーは7~12速までスリットが同じなので、ギアを1枚外すことによって7速専用フリーでも7速以上の多段化が可能です!
感が良い方はお気づきかもしれませんが、8~10速用ハブに、11や12速スプロケを付けることも可能です!
注意点は、ギアの枚数に関わらず、使ったスプロケのデフォルトのギア数に合わせて、STI等のコンポを用意する必要があります。
また、本来トップギアでない歯には、「ギザギザ」が付いていませんので、しっかり締めることと定期的にチェックすることをおすすめいたします!
ま~、本来は適合パーツ同士を組み合わせることをおすすめいたしますが、「どうしても~」や「一時的に~」というときに使える魔改造として、頭の片隅にでも置いといてください(^-^;
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
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