おはようございます。古賀修三です(^.^)
先日ユーチューブでもアップさせていただいた、「ロードバイクのフラットバー化」ですが、視聴者様からこのような質問を頂きました↓
いつも為になる動画で勉強させてもらってます。
以前UPされてましたロードバイクのフラットバー化の動画ですが、とてもタイムリーな内容でしたので早速試そうと中古で部品を探し始めたのですが、妻の自転車が4600の10速組でなかなかシフターなどの部品が見つかりませんでした。
そんな時に、venoのリリーフバーと言うハンドルバーの交換だけでSTIレバーをそのまま使えるハンドルバーが目に止まったのですが、もし良ければ古賀さんなりの見解や装着じの注意点などありましたらお聞きしたいです。
ただでさえフラットバーロードは少数派、そして4600ティアグラの中古品となると球数はかなり少ないと思われます。
ちなみに4600のフラットバー仕様のシフター(SL-4600)は、現在でもAmazonで販売されております↓
シフターだけで11,000円なので、それなりにコストが掛かってしまいますね~(^-^;
これにフラットバー、ブレーキレバー、グリップを追加すると2万円近くになりそうです↓
そこで、今回ご質問者様が見つけたのが「VENO リリーフバー」ということです。
実はコレ、私も知りませんでした(/ω\)
もしかしたら見たことがあったような気もしますが、全くのスルーをしていたかもしれません(^-^;
今回は私なりの考察を踏まえて、ご紹介していきましょう~
では行ってみましょう~
リリーフレバーとは
「リリーフレバー」自転車のパーツメーカー「東京サンエス」が2021年に開発した、STIレバーを付けたままフラットバー仕様に出来る画期的なハンドルバーです!
最近流行のグラベルロードに良く使われるフレアハンドルを、平行になるまで目一杯広げた感じでしょうか?
究極のSTI用ハンドルですね~www
特徴
普通のフラットバーにSTIは付かないの?
「フラットハンドルにSTIレバーって付けられないのかな~?」という疑問を持ったことがある方もいらっしゃると思います。
私も過去に考えました。
しかし残念ながら、付かないんですね~
↑の画像をご覧ください。
STIレバーの取り付けバンドにフラットバーを挿入していくと、ブレーキレバーとぶつかります!
ハンドルレバーとブレーキレバーが平行の関係にならないんですね~
また取付バンドのクランプ径が23.8㎜なので、フラットバーの22.2㎜径のバーだとしっかり固定が出来ません。
この2つの問題を解消したハンドルが「リリーフバー」ということです!
リリーフバーの形状
STIレバーとブレーキレバーが平行になるようにハンドルの左右中央あたりに山を作り、そのバンドクランプ部を23.8㎜にしています。
またハンドルグリップ部は、一般的なフラットバーのブリップが使えるように22.2㎜径にしています。
まさに考え抜いて作られたハンドルバーですね~(^.^)
装着イメージ
↑バーテープ巻きの装着イメージがコチラです!
見た目もそんなに悪くないですね~(^.^)
↑ハンドルグリップを装着したイメージがコチラです!
STIの取り付けバンドの金具が、見えているのが気になります(^-^;
また、STIから出てきたワイヤーの処理がやや変な感じな気もします(^-^;
何となくバーテープ巻きの方が、見栄えが良い気がするのは私だけでしょうか(?_?)
とりあえず取付は問題無く行えるということはわかりました。
メリット
では、普通にフラットバー化するよりも良い点は?というと、最大のメリットはコスト面ですね~
冒頭でも2×10速の場合は、新品で揃えると2万近くかかってしまうとお話ししましたが、このリリーフバーを使えばハンドル交換だけで済みます!
お値段が9千円くらいなので、ハンドルバーとしてはややお高いですが、ワイヤーやバーテープは再利用可能です。
トータルで見たら、かなりのコスト削減が可能です!
しかし、ワイヤーはドロップハンドルの時よりも、かなり短くて済みそうなので、程度にカットする必要はありそうです。
ワイヤーカッターを用意しましょう↓
操作性は?
シフトの操作性もおそらく悪くないと思います。
サイクルベースあさひさんのツイッターに、コチラの動画がアップされていました↓
なるほど~
バーセンターバーっぽい使い方も出来ますね~(^.^)
注意点
では私が考えられる注意点をご説明します。
厳密にはハンドル交換だけではない
ドロップハンドルをコチラのリリーフバーに交換するだけの作業ですが、先ほどもご説明した通りアウターワイヤー・インナーワイヤー共にかなり短くする必要はあります。
ワイヤーカットは一度ブレーキやディレイラーからワイヤーを外し、カットして再度ブレーキ・ディレイラーに繋げる作業が必要になります。
ブレーキ調整・ディレイラー調整が必要になりますので、調整に自信の無い方は↓の動画をご覧になりご自身で行うか、ショップにお願いしましょう~
歩道走行不可
ハンドルバーは幅620㎜となっています。
歩道走行可の歩道でも、60㎝を超える幅の自転車は走行できません。
歩道も走りたい方は、パイプカッターで両端を数センチカットすることをおすすめいたします↓
向いていないSTIレバー
↑の画像のような親指での操作が必要になるSTIレバーには向いていないと思います、
理由はリリーフバーに横向きにセットしてしまうと、親指で操作するレバーが真下に来てしまい、指も届かなくなってしまうと思います。
画像はST-3400 ですが、他にもST-A070、ST-2300、ST-3300、カンパニョーロやL-TWOOなどにも親指操作が使われています。
ちょっとこのリリーフバーには合わないと思いますね~(^-^;
まとめ
いかがだったでしょうか?
私の感想は「十分使える」です!
いや、「かなりいい感じ」ですね~(^.^)
もちろん本来のSTIの使い方とは違うので、人によっては微妙と感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし私は一度試す価値は十分にあると思います。
興味のある方はぜひお試しくださいね~
リリーフバーのご購入はコチラから↓
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
コチラの記事もおすすめです↓
コメント
自分は同じようなムスタッシュバーって呼ばれていたのをクロスバイクに付けて乗ってました。