おはようございます。古賀修三です(^.^)
今回も視聴者様のご質問にお答えをしていきたいと思います。
今回はフロントフォークのカスタムに関するご質問です!
では質問内容から見ていきましょう~(^.^)/
質問内容
先月約30年ぶりに自転車に乗り始めクロスバイク(スポーツ自転車)は初めてなので、古賀さんのじてんしゃ学園を片っ端から視聴させて頂き勉強させて頂いています。
初コメで、いきなり質問も厚かましいと存じますが、古賀さんの知識で教えて頂けたら幸いです。
先月2006年製のジオスピュアと言うクロスバイクをタダ同然の値段で譲って頂き、ゴム製品を全て交換し、フロントスプロケットも41Tのシングル化した所で(古賀さんの動画が物凄く参考になりました、ありがとうございます。)、別の知り合いから最新ジオスのシエラと言うロードバイクの事故車をもらったのですが(フレーム以外は奇跡的に無傷)、これに着いていたカーボンフロントフォークに変えようとしたところ、リムブレーキになっていました。
私の自転車は前後Vブレーキで、このフロントフォークをそのまま着けてリムブレーキのままにして後ろは元のVブレーキのままだと、やっぱりブレーキのバランスがおかしく違和感とかありますか?
見た目のおかしさも出てリアも何とか加工してリムブレーキにした方がいいですか?
再度、初コメで、いきなり質問も厚かましいと存じますが、古賀さんの知識で教えて頂けたら幸いです。
というご質問です!
現在乗られている、2006年製の「GIOS PURE」はコチラだと思います↓
スペック表
PURE | |
Frame | 7005 DBアルミ |
Fork | アルミ |
Wheel | ALEX R450 |
Tires | KENDA KWICK K-879, 700 x 30c |
Pedals | SP919A |
Crank | D/SUGINO RD600T,48/38/28 F/SUGINO XD300T,46/36/26 |
Chain | HG50 |
Rear Cogs | D,F/CS8828C 12-28 |
Front Derailleur | シマノ |
Rear Derailleur | シマノ |
Handlebars | D/GIOS 400mm F GIOS 540mm |
Stem | D/GIOS 90/100/110mm F/GIOS 105mm |
Headset | D,F/VP-A71 |
Brakeset | TEKTRO |
Brakelevers | TEKTRO DIA COMPE |
Saddle | D,F/GIOS |
Seat Post | GIOS |
Colors | GIOS BLUE,BLACK |
Sizes | 460,490,520 |
Weight | D/10.9kg F/11.0kg |
このクロスバイクに、GIOS SIERAのカーボンフォークを付けたいというご質問です!
GIOS SIERAはこんなロードバイクです↓
■フレーム:Aluminum D.B.Special Tubing for Gios
■フォーク:Gios Original Carbon Fork
■シフター:Shimano ST-R2000
■Fメカ:Shimano FD-R2000
■Rメカ:Shimano RD-R2000 SS
■クランク:Shimano FC-R2000 50×34T 170mm
■カセット:Shimano CS-HG50 8s 11-32T
■ブレーキ:Rim Caliper Brake
■タイヤ:700×25C
■2×8 Speed
■重量:9.6kg
では、今回のご質問にお答えしつつ、フォーク交換が可能かどうか?可能な場合の注意点をご説明していきたいと思います!
ちなみに、過去に「クロスバイクのカーボンフォーク化」の記事を書いております。
新品フォークを購入して取り付ける方法なので、今回の質問とはやや違いますが、興味のある方はぜひ読んでください↓
そのカスタム必要?
今回のご質問者様は「カーボンフォーク化することでメリットが大きい」と思ってのカスタムだと思います。
メリットは・・・
- 軽量化
- カーボンによる振動吸収性
- 見た目がカッコいい
あたりだと思います。
しかし、デメリットもあります!
- コストと手間
- 乗り心地が悪化する可能性
- ブレーキの違和感
- 前かごが付けられない
コストや手間は作業してみないと分からないこともあります。
スムーズに作業が進まない場合や追加パーツが必要な場合は、1週間以上自転車に乗れなくなるなる場合もあります。
時間に余裕のある時に作業してください!
そしてカーボンフォークに変えたのに、乗り心地が悪くなる場合があります。
ロードバイク用のフォーク・ブレーキはタイヤとのクリアランスが狭く、25C以上の太さに出来ないモノも沢山あります。
ここは現物合わせです!
現在何Cのタイヤを履かせているのかは分かりませんが、デフォルト30Cのようなので28か32Cあたりではないか?と思われます。
30Cは種類が少ないですからね~💦
タイヤが細くなると乗り心地が悪化する傾向にあるので、乗り心地重視の方にはおすすめ出来ません!
キャリパー用のフォークに変える場合は、軽量化&速度アップのような「高速化狙い」のカスタムと覚えておきましょう~
メリットとデメリットをよ~く考えてカスタムしましょう~(^.^)
フォークは取り付けられる?
PURE FLATのフォークは、↑の画像のようなコラムが上から下までコラム径28.6㎜のオーバーサイズだと思います。
SIERAのフォークを外してみて、同じ形状のフォークなら交換可能です!
↑の画像のような、下側が太くなっているタイプのフォークの場合は交換不可となります。
フォークを外して、形状を確認してみましょう~
クラウンレースの種類
クラウンレースはリテーナー付きベアリング用とシールドベアリング用の2種類があります。
おそらくですが、ヘッドパーツの型式からしてPURE FLATのベアリングはリテーナータイプだと思います。
SIERAはどちらの可能性もありそうなので、もしシールドベアリングの場合はリテーナーベアリング用のクラウンレースに交換してください。
コチラの記事にやり方を書いていますよ~↓
コラム長の確認
ヘッドにコラムを差し込んで、コラムがどのくらい出るか?を確認しましょう~
ヘッド上部の玉押し等のヘッドパーツはPURE FLATのモノを使いましょう~
一般的にロードバイクの方がハンドル高が低いので、コラムも短くなることが多いと思います。
前傾姿勢が強くなるということも考えておきましょう~
コラムが短くなる場合はコラムスペーサーを抜くなどしてヘッドパーツを組んでいきましょう~
リアブレーキもキャリパー化
「リアブレーキもキャリパー化した方が良いか?」ですが、ものすごく大変なのでおすすめしておりません(^-^;
リアはVのままで良いと思いますm(__)m
交換パーツ(ブレーキレバー)
スペック表になぜか?シフターの記載が無いのですが、おそらくシフターとブレーキレバーは別体型のタイプだと思われます。
右側のブレーキレバーだけキャリパーブレーキ用に交換する必要があります。
レバーの形状やレバーの長さが左右で違うと違和感が出る可能性もあります。
幸いシマノのフラットバーロード用のブレーキレバーは、キャリパーブレーキとVブレーキの両方に使えるように、切り替え式になっています。
左右セットで交換すると良いと思いますよ~↓
まとめ
いかがだったでしょうか?
この「クロスバイクのカーボンフォーク化」は、速度アップしたい方にはおすすめなのですが、普段使い派の方にはあまりおすすめしておりません。
今回のご質問者様は、たまたま「カーボンフォークが手に入ったのでやってみようかな~」くらいの温度感だと思います。
「どうしても試してみたい」というなら、ぜひやってみる価値はあると思いますが、日常使いにしているならそのままでも良いような気もします!
メリット・デメリットを踏まえて、ご検討くださいね~
今回はこのへんで~
ではまた~(^^)/~
コチラの記事もおすすめです↓
コメント
質問をさせて頂いた者です。
丁寧に教えて頂き本当にありがとうございます!
画像を使いサイズ長等の解説、すっごくわかりやすく大変勉強になりました!
ブレーキレバーはDIA-COMPE DP7 PLUSと言う物でシフターがALIVIOと言う物でした。
フォークサイズは、まだバラす前でしたのでベアリングやサイズ確認は出来ていいない状態です。
私の使用用途がダイエット目的なので古賀先生のアドバイスからすると交換する必要性はなさそうですね。
とは言え、機械いじりが大好きなので、この詳しく説明して頂いた記事をマニュアルに挑戦してしまう様な気がしますw
今まで自転車には興味が無く構造は全く知らなかったので、じてんしゃ学園チャンネルとの出会いは楽しくて為になる動画でありがたいです。
お忙しい中、初心者にもわかりやすく解説、またアドバイスを頂き本当にありがとうございました。
お役に立てれば幸いです(^.^)